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溶解塩でエネルギー貯蔵

新しい技術で太陽エネルギーを天候に関わらずいつでも製造出来るようになります。マサチューセッツ工科大の研究チームによって開発されたCSPonDは必要に応じて太陽光を集め、従来の太陽光集積システムに比べても商業用としては大きな進歩です。

従来のCSPシステムでは大量の鏡が太陽光を集め溶解塩のように熱を発生させる仕組みでした。溶解塩は水を温め、蒸気を作りタービンを回し付属の発電機で発電します。しかし、このシステムでは太陽光が無いと作動できません。曇りの日や夜はCSPが冷却されバックアップ電力も必要となります。さらに、大掛かりなポンプやパイプによって熱をタービンに運ぶ必要もあります。

それに比べて、新しいオンデマンドは溶解塩の製造と熱の貯蔵を1つにまとめ、地上のタンクに貯蔵することを可能にしました。タンクは断熱効果が施され、小さな上部窓を通して太陽光を集積します。また、タンク内の平行仕切り板によって熱された塩と冷たい塩を分け、天気の良い日にはより多くの太陽光を取り込んで熱された塩の製造を進めます。その塩が蒸気を作りタービンを回して発電するというものです。

CSPonDを大規模のソーラー発電所に使用するにはまだ実験が必要ですが、幅25mX深さ5mあれば毎日20000世帯分の発電が可能であるということです。キロワットごとの値段は7-33セントです。ここで使用される素材はすでにテスト済みで、異なる状況下で従来のCSPに代わるものとして重要視されています。

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