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Ujpalotaメインスクエア: ユーザーの参加によって空間的に高まるオーガニックなスクエア(広場)

Ujpalota Main Square

高度な機能を備えた現代の建築物は、時折その地域の人々や環境に対して“気が重い”存在になりがちです。ですが、周囲と同期し、むしろユーザーの関与の度合いによって強調され、ゆえに構造物の効率性はもちろんのこと、全体的な概念のスペースも高まる、柔軟な形の建築物があるのです。 これこそが、HMS-Planが2011年にブダペストのUjpalotaのメインスクエアのための建築コンペに参加した際に概念化したものなのです。

建築家達は現存しているその地域の環境の属性によって空間的に定義づけられる、拡大的な概念を想定しました。この場合、その定義づけるものとは、近隣の目立つ丘で、それがデザインの全体のグラデーションを決めることになるでしょう。その設計基準はまた、そのスクエア・公園の集団的な特性を高めるため、主なユーザーグループの活発的な参加を網羅します。 この関与は、メンテナンス、保護やはたまた彼ら自身の特定の生活空間の形成といった、様々なユーザー機能で構成されます。例えば、ビジターのメンバーは隣接する公園で、自分達の庭園を作ることができます。

その概念の主な焦点に目を向けてみると、その建物は、オレンジレッドのカラーテーマを持った、不規則な長方形のデッキです。そこでは、ウォーキングテラスやフェスティバルゾーンすらも入っている、この特定のスペースに関連した無数の機能的な要素があります。このスクエアの構造的なコンポーネントは、そのデッキの下に建てられ、そこは公共の部屋やトイレ、キオスクや店などのゾーンで構成されることになっています。本格的な文化センターや駐車スペースなど、他のユーザー要素はこれらの低階層のスペースに隠される予定です。さらに、その丘の自然な傾斜で、階段やエレベーターのような人工的なアクセスできるエリアをそれほど作る必要がありません。

最後に、持続可能な属性について述べると、建築家達は、この建物を、対費用効果があり、地元で手に入る建築資材を好んで使うという、ある種のローカルシステムを想定しました。活気あふれて傾斜があるデッキは、低エネルギーの木材で作られ、内部の構造部品は粘土レンガを安定させた特殊なセメント(地元で調達でき、地元の人達によって敷設できる)で作られることになっています。この効率的なプロセスは、高排出物を出すのコンクリートの消費を減らします。更に、カーボン・フットプリントを減らすため、太陽光発電といった再生可能エネルギー源がデッキの下に使われる予定です。そして、最後に、微気候調節に関してですが、水の表面を持つ中央の石の平板が、このスクエアの軸に組み込まれます。これによって周囲の空気を冷却することができて、訪問する人達に最適で快適な空間を提供します。

Via: Archdaily

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