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滝の形の建物は、あなたを海のドライブにいざなう

Yeosu 2012

上の写真にある、滝の形にデザインされたこの驚くべき構造物は、来年韓国で開催されることになっている麗水2012万博のテーマ館のために提案されたものです。この万博は、海洋の生物や、今日直面している重要な環境問題に対する人々の関心をより高める試みで開かれます。

地球の生物と海洋の深い関係のために、テーマ別パビリオンの設計者、ARCHI[TE]NSIONSは水、という共通の要素を中心にしてデザインを考えました。天地淵のように、韓国で見られる多くの美しい滝からインスピレーションを得て、設計者たちは建物を滝の形にしました。それを見てみると、3つの平らな表面の構造物が豊かな植物に覆われていて、滝の形をした建物から突き出ているのに気がつくと思います。 その建物の枠組みを支えるのとともに、この緑で覆われた構造物は展示エリアとしても機能します。

この万博のテーマと同期し、設計者たちは海の各階層のための専用スペースを建物に設けています。表面的なレベルから、海の深いところまで、この建物は広大な海の中にある、隠れた生命を明らかにしています。 高解像度の画面と、対話型ツールは、訪問者が深い海の下に隠れた生命の全ての面について理解するのに役立つことでしょう。

海洋環境へのあなたの旅は、その滝の形の建物の上から始まります。訪問客はまず初めに、建物の展望デッキからの湾のパノラマな風景で歓迎されます。下に移動すると、最初の展示スペースで、0mから200mの範囲に広がる、潮間帯として知られる海洋の表面の地層を経験することができます。この階層は、全ての光合成が起きる場所です。更に移動すると、様々な施設や実験室を通過して、リアルタイムで海洋を監視することができます。 これは、ワシントン大学の海王星研究所によって開発された方法論によって可能になっています。

更にパビリオンを下に移動すると、底生ゾーンで、海洋の中間層は最後には海洋の一番深いレベルにとつながっていきます。この建物内を移動している間、訪問客は水が、自然の滝のように建物を流れ落ちる様子を楽しむことができます。 建物内の移動を簡単にするため、建物にはスロープやエスカレーターが備えられています。また、プロジェクションとパネルディスカッションのための革新的な技術を備えたBPA専用展示エリアもあります。

この建物の1階に到達すると、水の庭園が、海洋全体を通って水面に出るかのようにあなたの旅を完成させてくれます。 設計者達は、太陽、水や海の近くの風といった自然のエネルギー源を利用するシステムを統合させることで、この滝の形の建物を環境にやさしいものにしています。

Via: OpenBuildings

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