電動バイクのそのノイズレスな特徴（この特徴は人によっては不快に思う人もいるかもしれませんが）と、ゼロ・エミッション（排気ガスゼロ）の属性は確かにライドを心地よく（騒々しくないのであれば）してくれるものです。ですが、これがDIYプロジェクトで、自分自身の手でカスタマイズされたのであれば、このコンセプトはもっと“心地よく”することだってできるのです。自動車愛好家のBill Mills氏が行ったのはまさにそれ。それにプラスアルファで、高尚なカワサキのニンジャ250をベースに、自分でオール電気のバイクを独創的に工夫して作ったのです。
センセイ（日本語で師匠という意味）と名づけられた彼のバージョンは、２４の航空機グレードのリン酸鉄リチウムバッテリーで走ります。このバッテリーパックが提供する電力密度は、その元々のガソリンをたくさん食うバイクと比べるとこのバイクを同じ重量クラス、似た重心にします。効率的で低排出のシステムは、このカスタマイズされたバイクをかなりの速さである最高速度時速55マイル(およそ時速88km）まで出させることができ、走行可能な距離はだいたい30マイル(48km)程度です。これが都市部の通勤のために特別に作られた、DIYのコンセプトであることを考えればなおさら、この数字は悪くありません。
性能についていえば、Bill Mills氏は、このバイクは、たとえ窮屈な都市部にあっても、きちんとした加速は維持されるということをはっきりさせました。ですから、これはユーザーが実用性の点であてにすることができる、便利な（そして持続可能な）デザインなので。しかし、私たちがさらに賞賛したい点、それはセンセイの要素と目新しさが、仲間のバイカーたちに断固としてエコで行くことを浸透させることができるということです。
Via: AutoBlog
