ここ数年は、津波や地震、火山の噴火、サイクロンなど、多くの破壊がもたらされ、人命が失われた自然災害が沢山起こりました。こういった災害についてのニュースや、災害の性質を知るにつけ、私たちは自然災害が防ぐことができないことを感じますが、少なくとも、そのようなことが起きた時、よりよい状態で生き残ることができるように、自分達が備えることはできます。なぜなら、ッ自然災害を耐える最善の方法は、そのような災害に向けて準備することだからです。 これらの災害が起きるとき、将来的に起こりうる災害に自分達が備えるという話題が沢山出ますが、自分達の先入観のせいで、私たちはその準備を遅らせる傾向があります。そこで私たちは、皆さんがこういった災害にどう自分達が備えることができるのか、その戦略を列挙してみたいと思います。
難易度: 中くらい
所要時間:5時間
必要な材料:
- 家の間取り図
- 消耗品を詰めるバケツやバッグ
- 長期保存可能な食べ物のストック
- 缶切り
- ペットを飼っている場合、ペットフードとペット関連の用品
- 寝袋 / 毛布をそれぞれ1人1つずつ、それから着替え各1組
- 救急箱
- 電池で動くラジオ、予備の電池、懐中電灯、万能ナイフ。ろうそくは避けましょう。
- 歯ブラシ、歯磨き粉やトイレットペーパーといった、パーソナルケア用品
- 電池で動くラジオ、電池、懐中電灯
- 毛布
- 消火器
- 救急箱
- パッケージ化されている水や食べ物
- ポンプ、タイヤ修理キット
方法:
1: 緊急時の計画を立てる/発展させる
- 家族全員が集まって話し合いをし、緊急時の計画の必要性や、何が必要かについて話し合いましょう。災害時、それぞれがどのように対応するのかについて、意見を出し合って話し合いましょう。
- 災害時でも安全な場所を家の中で見つけておきましょう。電話の近くに、緊急時の連絡先を書いて置いておき、子ども達には911(日本では110や119)をどう使うのか説明しておきましょう。
- もし家族が離れ離れになったとき、他の家族がコンタクトをとる人を数人決めましょう。また、家の近くで、緊急事態の時にお互いに会うことができる場所を2箇所決めておきましょう。家族の誰かが、救急講習を受けると、緊急時にはとても役に立ちます。
- 家の間取り図は書いておく必要があります。避難経路は印をつけておきましょう。家族の重要な書類等は、緊急時に持ち出せるように耐火性、防水性のあるボックスに入れておきましょう。
2: 災害のための供給品キットをつくろう:
- 家に、少なくとも3日間もつだけの供給品を置いておきましょう。災害時、予期せぬ避難に必要と思われる供給品を備蓄して、災害用供給品キットを準備しましょう。
- そういった供給品は簡単につかめて、急いで家から出るときに歩いて持ち出せるようなバケツやバッグに詰めておく必要があります。
3: 車の緊急時供給品キット:
- 車が動かなかったり、使えなかったりしたときに、持ち出せるように、車の供給品をバッグにいれましょう。以下にあげるものを参考に、車の緊急時供給品キットをつくりましょう。
a)電池で動くラジオ、電池、懐中電灯
b)毛布
c)消火器
d) 救急箱
e) パッケージ化された水、長期保存可能な食べ物
f)ポンプ、タイヤ修理キット
よくある質問:
1. 災害マネージメントをいつ計画したらいいでしょうか?
災害は予期できず、予測不可能です。それがいつ起きるか全く分かりません。あなたこの記事を読んでいる今、起きる可能性だってあるのです。ですから、今すぐに災害マネージメントの計画を立て始めるべきです。
2. 私の家族や家のための災害マネージメントは誰が計画すべきでしょうか?
あなたが自分の家族や家のための災害マネージメントプランを立てることができますよ。物事を整理していくことで成し遂げられる、シンプルな計画です。
ちょっとしたアドバイス:
1. 自分と一緒に持ち歩きたいアイテムのチェックリストには、なにも大事なものが置いてきぼりにならないように念を入れておきましょう。
2.薬箱はすぐ届くところにおいておき、箱の中に期限が切れた薬が入っているということがないように、チェックしましょう。
3.服を着るときは重ね着を。こうすることで、天候によってさらに重ねたり、脱いだりすることができます。
4. 複数のLEDライトを持つ懐中電灯はとても頼りになるので、LEDの懐中電灯を買いましょう。
5. 自分自身と、家族が作った緊急時プランのリハーサルをしてみましょう。
気をつけること:
1. 現金は忘れずに。
2. 緊急時キットは急いでその場を去るときにも簡単につかんで持っていけるような場所に置いておきましょう。
3.発電機は正しく設置をしましょう。
4. 発電機を家の電源に差し込むときは、メインスイッチを切りましょう。
5.家の中に一酸化炭素が入らないように、発電機は家の外に置いておきましょう。
6. 地震時には広くて何もないところに立ち、建物や柱のそばに立たないようにしましょう。