テキサスの街は、長らく続いている飲料水の枯渇問題を解決すべく、住民の尿を含め、下水を再処理する計画を立てています。 当局はテキサス州のビッグスプリングの下水を再利用して飲料水をつくる、完璧な方法を見つけるために取り組んでいるとされています。テキサス州はずっと、今までで一番最悪な飲料水危機のただ中にあります。
市の当局は、下水を再処理するため、当該地域の２万７千人の住民から下水を集める計画があります。市にある住宅から出た下水は小川に行き、地区の行政によち設置された再処理プラントによって集められます。高度な技術を使って再利用した後、その水は市の飲料水用の小川と混ぜられる、と地区の管理をしているJohn Grant氏は述べています。
尿とともに、その地域から出た他の液体も全て純粋な飲み水を作るために再利用される、と当局筋は述べていますが、再処理に使われる技術は、NASAが最近のスペースシャトルミッションで用いた方法より直接的ではありません。NASAは正浸透バッグを使い、微小な重力のもとで宇宙飛行士の尿や汗を飲み水として再利用しました。このNASAの方法は世界中のメディアの関心をひきました。
テキサスは猛烈な熱さで焼け付くような状態です。同州の気温は３桁（訳注：華氏）に達し、ほとんどの水源を干上がらせてしまいました。その一方で、今年の予想降水量のたった４０％だけという、少ない降水量の状態が続いており、同州の呪いとなっています。気象学者によれば、地面の中に含まれる水分が圧倒的に少ないため、それが空の雲の数を少なくしているとのことです。
Via: Huffingtonpost
