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バーラト エレクトロニクスが75ドルのソーラーアンドロイドタブレットをお披露目

Solar powered tablet

インドに拠点を置くバーラト エレクトロニクスリミテッドは、75ドルのソーラータブレットの開発を発表しました。同社は、5ヶ月以内で2000のサンプルのタブレットを設計、生産、出荷することができました。低価格のコンピューターというアプローチを維持しつつ、これらのタブレットは電力不足の農村部でずっと便利になることでしょう。レーダーやインドの防衛省の通信機器を手がける大手メーカーのBELは、このタブレットの注文をインドの農村開発省から受注しました。同社のマネージングディレクター兼会長の Ashwani Kumar Dutt氏は、記録的に短期間で、ソーラータブレットを立ち上げることを、誇らしく発表しました。

アンドロイド2.2で作動するこのタブレットは、太陽光発電を使ったバックアップが備わっており、クラウドサーバーを通してデーターを貯めておくことができます。このタブレットは、太陽電池で作動するセントラルサーバーにデータを格納します。質のいいレザーポーチがついてきて、キーボードはケーブルを通して接続されています。その他の仕様はまだ明らかにされていませんが、この75ドルのタブレットはKapli Sibal社によって開発された35ドルのSakshatタブレットよりも実用的な面で、実現可能なようです。 インドのHRD省(訳注:Ministry of Human Resource Development:人材開発省)がリリースした、補助された35ドルのタブレットは、その生産コストと機能が理由で、軌道に乗ることができませんでした。

インドでは、タブレットの生産が盛んになってきていて、このアンドロイドタブレットは、市場で波を起こすために、国産向けに設計されています。このタブレットは低所得者層向けに特別に設計されているので、タブレットの性能や耐久性、メンテナンスといった他の機能は考慮されるべき点です。外見はモダンな感じがしないかもしれませんが、その目的は十分果たしてくれることでしょう。

BEL社は今年の11月までに60万台のタブレットをリリースする目標を立てており、この最初の民間からの発注を通し、同社の歳入が大幅に増加することでしょう。世界でタブレットの価格が下落していることを鑑みても、この安価で国産のアンドロイドタブレットは国際市場において、他のどのような安価なタブレットにも対抗できる準備ができているといえます。将来的に、価格とカスタム機能はBEL社にとっていくつかの挑戦となるかもしれませんが、これは同社が記録的な時間で2000台のソーラータブレットを生産するのに立派な成果となっています。

BEl社はこのプロジェクトを長期的ビジョンとして捉えていて、学生向けの近代化されたバージョンを生産するため新たな設備のためにおよそ150万ドル費やしました。このタブレットは大衆には手に入りませんが、BEL社は将来的に一般の人向けにこのタブレットを生産するという可能性を除外していません。

Via: Trak

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