先見の明のある政治家や環境を変えようと努力する社会が変化をもたらしています。そのいい例がドイツにある小さな村ワイルドポルスリードです。この村は世界で最もエネルギー効率のいい村で３２１％ものエネルギー効率増を記録しています。さらにそのエネルギーは継続使用式で天然素材を利用するものであることも魅力です。
１４年前に市長のアーノ・ゼンガーレ氏が予算を圧迫せず大きな目的に取り組み出したのが始まりです。学校を設立しスポーツホールを建て、映画館や老人ホームも計画しました。最初は何１０年がかりのものだと思われていましたが、効率的なリーダーシップと再生グリーンエネルギーへの投資、環境へ優しい取り組みへの強化で半分の時間で素晴らしい結果が出ました。
いろいろな要綱が成功のカギとして挙げられますが１つ挙げるとすれば１９９９年に発表されたＷＩＲ２０２０という要綱です。これに従って村と住民との関係、コミュニティープロジェクトや将来的発展計画も定められました。３つのポイントがあります。
１）新しい再生エネルギーを常に追い求める
２）ビルの建築にはエコロジカルな素材を使う
３）水のエコフレンドリーな有効利用
もう１つの大きなステップはウェンデリン・アインシードラーです。いまのところ市民社会とともに３つの会社と協力して風力発電機を設立し、合計３．５ＭＷＨの発電を実現しています。投資家の数は９４組に増大もしています。
ＩＲＥＮＥを含むいくつかのプロジェクトがこの先に控えています。直接暖房システムやＬＥＤ街灯の使用などが予定されています。政治と市民生活が密着した活動は世界中に良いお手本となって示されています。
