ニューヨークには先ほどモダン農業施設がお目見えし、最高品質の栄養タップリな野菜を屋上で栽培すべく3人の方によって始められたものです。エコフレンドリーや品質にこだわったアプローチで、ビラ・プリ、エリック・へイリー、そしてジェニファー・ネルキンさんが世界的にも注目されるプロジェクトを成し遂げたのです。
2008年に、プリ、ヘイリー両氏が15000平方フィートからなる屋上農業施設「ゴサム・グリーンズ」を設立したのが始まりです。まさに空にある農地という名にふさわしいスペースの有効利用で、ネルキンさんが翌年参加しました。彼女の農業における経験を買われ、会社社長に就任しました。
プリさんもすでにグリーン建築やクリーン技術には造詣が深く、約2ヶ月で成果を出すことができました。顧客にはダゴスティーノ、フレッシュダイレクト、ユニオンマーケットなどがあります。顧客との実質距離も短いため、冷蔵輸送の手間も大幅に省けました。環境にも優しいものでカーボン排出量の削減にも寄与して大気汚染もありません。
商業用都市部グリーンハウス(アメリカ初)について「このようなものは近代都市ではどこにも存在しない」とプリさんは言います。
温度と湿度をコントロールしてこのチームは見事にハイドロポニック農業を実現しています。ハイドロポニックとは土ではなくて高い栄養素の入った粒子を使用するものです。こうして食物の生育を早め有害物質を締め出し薬品を使用せずに育てることができるのです。タネはファイバースポンジに植えられしっかりと温度などの周辺環境を管理されます。こうして行う農業は水の使用量は10分の1、土地使用は20分の1で済みます。
ゴサム・グリーンではトロピカーナ、レタス、バジルなど365日の間多くの食物を栽培しています。すぐにアルグラや青梗菜なども上始める予定で、ビジネスはますます成長していくことが予想されます。目標としては生産物量100トンを設定し市内の多くの屋上でグリーンハウスを運営しサイズも2倍にしたいと考えています。