スキーリゾートの運営は山岳リゾートやホテルの生命線ですが、最近の温暖化を受けてここ数年は溶ける雪が大きな環境問題になっています。そこでアリゾナにあるホリデーリゾート「アリゾナ・スノーボール」は何とも議論的な方法で問題解決を目指しています。
雪山が下水を再生した雪で覆われる日がやってくるのです。この方式の決定は地元民や政府機関に大きなインパクトを与えました。このアイデアを持ってくるのは今回が初めてではなく、１９７０年代にも一度同じアイデアを提案しましたが却下されています。現在のグリーンへの動きと研究の成果でこれは安全だという証拠を強めています。その例としては環境保護エージェントの報告書も上がってきています。それによると浄化下水は人体に安全で、それを受けて１５マイルにのぼるパイプラインの建設も始まっています。ここにフラッグスタッフ市の下水を１．５ガロン受けるのです。
一方で、環境保護団体の中にはＥＰＡの報告内容に疑問を持つものがいます。彼らが独自のアメリカの地質研究をした結果、浄化下水は安全ではないとの結論が出ています。ここに多種類の化学薬品を使用している点も疑問視されており、これが土質の化学変化に大きな影響を与え天然生物に大きな危害を加えるのではと予測しているのです。加えて地元民のホピ部族は土地は神聖なるもので下水で汚すとはとんでもないと反対の意思を表明しています。
