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Rafaa社のISEGSプロジェクト:ソーラーエネルギー発電タワー

Rafaa Power Tower

「ヒア・カムズ・ザ・サン」は、ビートルズの1969年のアルバム、アビー・ロードに収録されているヒットソングです。それから約40年後経った今、太陽は本当に昇ろうとしています。計画は準備され、取り組みが始まりました。数年後には、みなさんはソーラーエネルギーの電子機器を利用していることでしょう。素敵なことではありませんか?ようやく、資源を節約し地球を守らねばならないと人々は気付いたのです。Rafaa社は、太陽エネルギー利用に大きな一歩を踏み出しました。カリフォルニアの3600エーカー(約14.57 km2)に広がるモハーヴェ砂漠に設置予定の、2本のソーラーパワー・タワーをデザインしたのです。以下を読んで光を感じてみてください。

概要

ソーラーエネルギーは、太古から存在していました。お金のかからない電力源であるので、正しく利用すれば人類に多大な利益をもたらします。しかし、現在の技術ではソーラーエネルギーの効率は良くありません。よって、Zurich Architecture Studio Rafaa社は、ソーラーエネルギーの高効率利用に踏み出したのです。彼らは、「イヴァンパー・ソーラー・エレクトリック・ジェネレイティング・ステーション(ISEGS)」というプロジェクトを計画しました。イヴァンパー発電施設には、LPT550技術を利用して発電する3基の太陽光発電所が置かれています。タワーはそれぞれ450フィート(約135m)で、プロジェクトで製造される総電力は392 MWです。

メカニズム

Rafaa社は、2種類のタワーをデザインしました。1つはねじれ型で、もう1つは蜂の巣状の円筒型です。両方とも、エンジニアリング・コンサルタントであるシュライヒ・バーガーマン&パートナー社と共同でデザインされました。LPTには173,500基のヘリオスタットがあり、ミラーを回転させて太陽光をタワーに集めています。タワーには発電所が入っています。太陽熱によって温められた水が水蒸気に変わり、タービンを回転させるのです。受信機が発電機とタービンを接続し、電気を発電します。

利用

ピーク時には、140,000家庭に電力を供給することができます。寿命は30年間と予測されており、その間カリフォルニアの発電会社2社に電力を供給する予定です。発電所は乾式冷却技術によって冷却されるので、発電所内の水需要を90%削減できます。

環境問題

この地域に生息する陸ガメやその他の動物が影響を受ける可能性があります。よって会社は、生物学者・調査員に、それら動物のための生息地や避難地について調査を依頼しています。ミラーの清掃のためには同じ水が使用されるので、水資源は無駄にされていません。施設の建設では鉄塔を直接地面に入れ、自然植生を保護しています。

最後に

このプロジェクトは、人々の考え方を変えるでしょう。資源に対する自身の責任を、今よりも意識するようになります。カリフォルニアのモハーヴェ砂漠から、より良い世界への取り組みが始まるのです。

Via: Designboom

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