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家庭の使用済み調理油を使ったバイオディーゼルの作り方

Biodiesel processor

化石燃料の不足と上がるコストによって、代替燃料源の人気が高まっています。世界規模の環境問題への意識によって、人々はクリーンでグリーンな代替エネルギー源を模索しており、利用できる選択肢の中で最良のものはバイオディーゼルのようです。バイオディーゼルの優れた点は、最低限の資源と技術をもって、家庭にある使用済みの調理油で作れるということです。ところが、現在のところ消費者が植物油バイオ燃料を活用できる唯一の方法は、ディーゼルもしくはターボディーゼル(TDI)エンジンのみです。しかしながら、バイオディーゼルの製造は環境にやさしいので、この燃料の重要性を無視することができません。これは、リサイクルというコンセプトを広める上に、大事なことをひとつ言い残しましたが、製造プロセスのコスト率が良いのです。以下に紹介する手順を踏むだけで、裏庭のバイオディーゼル製造機が、何百ガロンものバイオディーゼルをいつでも作ることができます。

難易度:

所要時間: 一日

材料:

  1. 使用済み調理油
  2. あく
  3. メタノール
  4. パイプ
  5. タンク
  6. バイオディーゼル・プロセッサー

作り方

1. 定期的に使用済み調理油が手に入る供給源を見つける

バイオディーゼルの製造手順で必要とされる最も重要な原料は、使用済み調理油です。まずは、使用済みの油を定期的に手に入れられる供給源を見つけなければなりません。例えば、レストランは手に入る可能性が非常に高い場所です。実際、レストランの多くは、使用済み調理油の処理のために費用を払っているのですから、いくらかお金を払えば、ほとんどのレストランは何ガロンもの使用済み油をキッチンから出してみなさんに提供してくれるでしょう。

2. バイオディーゼル製造のシステムを選択する

コストが問題ならば、使用済み調理油をろ過するだけで、バイオディーゼルを使用することができます。実は、廃食用油を使用して何の処理も行なわずにバイオディーゼルを製造するのが、最もコスト率の良い方法なのです。しかし、様々なタイプの石油ディーゼルの混合物や添加物を、調理油の処理に使用することができます。調理油の適切な処理は、油の製造手順に現れる添加物を利用して、オクタン価と粘度を上げることです。

3. バイオディーゼル・プロセッサーを作る

次に、バイオディーゼル・プロセッサーを作りましょう。これには、2本のタンクを使用します。大きい方をメインタンク、小さい方をミックスタンクとしましょう。メインタンクはしっかりとした土台の上に、ミックスタンクはメインタンクの横に設置しましょう。そして、メインタンクの上部とミックスタンクの底をバルブ付き接続部で繋ぎましょう。また液体の排出のために、メインタンクの底にもバルブを付けてください。ミックスタンクに半分ほどメタノールを入れ、メインタンクには3/4までろ過した調理油を入れてください。

4. タンク内でバイオディーゼルを混ぜて製造する

ここで、調理油の製造プロセスが始まります。ミックスタンクの中のメタノール1ガロン(約3.8リットル)につき7グラムのあくを入れてよくかき混ぜてください。混ぜ終わったら、バルブを開けてメタノールがメインタンクに入り、調理油と混ざるようにしましょう。メインタンク内でメタノールと調理油をきちんと混ぜるために、内部に混合ポンプを設置してもいいでしょう。このタンクを24時間放置し、化学物質が処理されるのを待ちましょう。この時、グリセリンが底に溜まるので、底に付けたバルブで捨てることができます。上にできた層が、バイオディーゼルで、ポンプで吸い上げることができます。最上部の層は、捨てなければいけない微粒害器物です。このようにして製造されたバイオディーゼルを保存する前に、ろ過しましょう。1度ろ過されれば、ディーゼルエンジンの稼動に使用することができます。

ヒント

  • 化学物質を取り扱う際は、保護具を身に付けてください。
  • タンク内の物を混合するために、安価な中古のミキサーを購入してもよいでしょう。

注意点

  • 化学物質は全て、子どもの手の届かない場所に保管してください。
  • ここで使用したミキサーを、その後食物に使用してはいけません。

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