人力の乗り物について話す時、自転車というイメージがすぐに頭に浮かぶでしょう。人間の筋肉の動きによって生まれた力が、自転車を動かしているのです。自転車の発明によって、人間の筋肉の力を最大限に生かす方法がたくさん考えられてきました。今や、革新的なデザイナーたちは、人力の自動車を製作しています。以下、驚くべき人力自動車10選を紹介します。
1. トッド・ドーソン氏の人力自動車
高騰する燃料価格と高まる環境への意識から、多くの人々がゼロエミッションの電気自動車を考案してきました。デザイナーであるトッド・ドーソン氏は、人間の筋肉から生まれるエネルギーで稼動するエコ・カーを開発した人々の一人です。この車は、人間と貨物どちらの輸送にも使用することができます。トッド氏は、1人乗り用と4人乗り用の、2種類のモデルをデザインしました。
2. TW4XP
TW4XPは、電池で動く3輪の自動車です。ドイツのデザイナーが、Progressive Automotive X-Prizeに競合するこの車を開発しました。 TW4XPは、電気とともに人力を動力源にしています。100％環境にやさしい車で、ペダルを踏む動きがエネルギーを生み出しています。
3. Exo-Audi
Exo-Audiのコンセプトは、人力自動車という未来的な乗り物です。アンドレア・モチェリン氏がデザインしたこの車は、ナノテクノロジーを利用しているために、非常にパワフルであることが期待されています。Exo-Audiは、ドライバーの身体の運動エネルギーによって稼動します。モチェリン氏のアイデアは、最新の技術を使用しながらドライブ体験をより魅力的にするというものです。
4. Antro Solo
Antro Soloは、人力とソーラーガス電気エンジンのエネルギーを利用するハイブリッド自動車です。ハンガリーのデザイナーたちが、150mph(241km/h)で走れるこの車を設計・開発しました。Antro Soloは、$20,000の価格で2012年の販売開始が予想されています。シャシーはカーボン繊維でできており、重量はとても軽く600lb(約270ｋｇ)です。軽量なため、90mph(約145ｋｍ/h)という高速度で走ることができます。また、車の屋根にソーラーパネルが搭載されています。
5. GYM
GYMコンセプトカーは、人力から生まれるエネルギーを活用しています。電気モーターと電池バックによって、この自動車は稼動します。なお、差し込みソケットで電池が充電されます。ダ・フェン氏のデザインしたこの車は、エクササイズステッパーとローイングマシンの機能を備えています。ボディはカーボン繊維でできているので、軽量の自動車になっているのです。
6. べロモービル
べロモービルは、3輪の人力自動車で、ヨーロッパで人気があります。電気モーターを搭載した一人乗り用の自動車です。デザイナーは、安全上の理由で自動車にカバーを付けました。価格は$8000です。
7. フランチェスコ・ルッソ氏のRistretto
デザイナーであるフランチェスコ・ルッソ氏は、最速の人力自動車の開発者として名を上げることに意欲的です。彼は、デザイナー仲間の HerstellerとFarher共同で、Ristrettoをデザインし製作しました。スマートな外見のこの自動車は、ペダルで動きますが、パワフルで速い自動車です。デザイナーたちは、先端を細くすることで車留めを削減し、自動車が高速度で動けるようにしました。
8. レイ・ヘンドリック・コゼンティーノ氏のFlux
レイ・ヘンドリック・コゼンティーノ氏は、Flux自動車コンセプトをデザインしました。この自動車は、人力と電気モーターで作られたエネルギーで走ります。この3輪のFluxのデザインはシンプルで、一人乗り用です。傾斜機構によって、速い運転中にも自動車は安定を保つことができます。
9. NoVelo
サウスオーストラリア大学の学生ティム・トゥリーニ・ロッドフォード氏が自動車コンセプトを考案したことは、賞賛に値します。NoVeloは、人間の筋肉の動きと電気モーターによって稼動するハイブリッドカーです。50kphという高速度で走ることができます。
10. ローズ・ハルマン工科大学のRHIT
ローズ・ハルマン工科大学のエンジニアたちは、RHITを設計・製作しました。この人力自動車は、いくつもの賞を受賞しています。3輪のこの自動車は環境にやさしく、ハンドメイドで作られています。
