インフレでお金はすぐに出て行ってしまうし、非再生可能エネルギー源は枯渇しかけています。そんな中、エネルギー保全という言葉は今日の流行語です。経済的観点からだけではなく、環境意識のある家庭は全て、エネルギー保全に貢献せねばなりません。どんなに言い古されていても、エネルギー節約はエネルギー発電であるということは事実です。以下は、家庭でのエネルギー消費を減らすためのヒント集です。
1. 使用していない機器の電源は切る
まず第一に、照明や扇風機、その他機器を使用していない時、電源は必ず切りましょう。これは最も簡単な方法です。
2. 洗濯・洗浄
洗濯機や食器洗浄機は、必ず満杯の状態で使用しましょう。洗濯物を自然乾燥させることで、洋服一山あたり3-5KWの電力を節約することができます。
3. コンピューター
どのコンピューターでも、エネルギーマネジメント・オプションが選べます。Windowsではコントロールパネルの中に、Macではシステム環境設定の中に似たような項目が見つかります。また、「スタンバイモード」ではなく、「スリープモード」の方が好ましいです。30分間使用していない場合には、「休止状態」になるように設定しておきましょう。これで、コンピューターの再起動時のエネルギー消費を減らすことができます。
4. エネルギースター認証機器
家庭ではエネルギー効率の認証を受けた機器のみを使用する方が望ましいです。エネルギー効率が良いため、デスクトップパソコンよりもノートパソコンの方がおすすめです。従来のテレビから、省エネ・テレビに換えましょう。加熱フィラメントのチューブライトや電球の代わりに、エネルギー高効率の照明を使用してください。
5. 窓
換気が多くできるため、窓は家を涼しくする素晴らしい手段ですが、エアコンの「逃げ道」にしてはいけません。窓枠の割れ目や隙間は全て塞ぎ、エアコンがついている時には窓は必ず閉めましょう。使っていない窓は取り替えるべきです。そして、「温室効果」を生かして温度調節をしやすくするために、冬場は「ウィンドウ・トリートメント(窓周りの装飾)」を使用しましょう。夏場は日よけ、天蓋、ブラインド、シャッター、反射フィルムなどを使用しましょう。温かく湿気のある空気を外に出すため、キッチンや浴室の窓には換気扇を設置してください。
6. 定期的なメンテナンス
チューブライトや電球からほこりを取り、照度が下がらないようにしましょう。また、空気が漏れないよう冷蔵庫のドアはきちんと閉めておきましょう。閉め具合をチェックするためには、冷蔵庫のドアの間に紙幣を挟み、引っ張ってみることです。簡単に取れたなら、メンテナンスの必要があるということです。
7. 再生可能エネルギー
太陽光エネルギーは、お金をかけずにたくさん利用することができます。ソーラー温水器やソーラー・ランプ、ソーラー・レンジ、ソーラー充電器・や電池を使用してみれば、家庭の支出が大幅に減ることが分かります。半導体には永久保証が付いているため、一度きりの投資なのです。寒い地域では、太陽熱を吸収する特殊素材をフローリングに使用してみましょう。フローリングは日中に熱を吸収し、夜間には熱を発します。風の強い地域に住んでいるならば、風力エネルギーを使用してみてはどうでしょう。
8. 温度調節
冷蔵庫の温度は0-5°Cに設定しましょう。また、湯沸かし器の温度設定も60°Cくらいにまで下げましょう。
9. 扇風機
扇風機は体感温度を約4°C下げるので(湿度によって異なりますが)、エアコンよりも扇風機を使用する方が望ましいです。エアコンを「オートモード」に設定して扇風機を使用しましょう。
10. エネルギー監査
「エネルギー・コンサルタント」を設置し、家庭でエネルギー監査を行いましょう。これによって、自分の家庭だけの目標設定やエネルギー管理の欠点が挙げられます。
