人は誰でも自宅では快適に暮らしたいものです。ただ、アパートのほとんどは(特に室内が2層に分かれるデュプレックス式)階段が設置されており、健康状態によっては昇り降りができない方も多くいるでしょう。だからといって住居の選択に限りが出てしまう必要はなく、ここに紹介するような素晴らしい解決法があるのです。階段リフトがその解決法で、環境にやさしい太陽電気で稼動させるものはとくに注目を浴びています。次に階段リフトの説明をし、太陽電気による使用方法についても見ていくことにします。
階段リフトとは?
基本的には階段の昇り降りを補助する目的で製作・設置された装置の事を指し、4つの基本構造からなっています。
1.座席 ひじ掛け、フットレスト、安全ベルトなどの付属品を備えた一般的な椅子もしくはプラットフォーム(人間やその他の運搬物を運ぶ)のこと
2.鉄製 アルミレール 階段の段差や側壁に付いたラック・ピニオンドライブ機構
3.運び台 座席部分とレール部分をつなぎ、安全装置やスイッチ類が取り付けられている部位
4.コントローラー 操作用コントローラーは通常ひじ掛け部分に取り付けられています。ゆっくり動き始めて次第に秒速0.07メートルから0.15メートルまで階段の形状にあわせて速度調整していきます。
なぜ階段リフトは必要か?
古くは1920年代にペンシルバニア州の発明家が友人のために考え付いたのが始まりといわれ、2009年には皇室での使用を目的とした発明についての資料も発掘されています。しかし、現代では主に身体障害者やお年寄り、体の弱い人や小さな子ども(チャイルドシート・ベルト着用)の階段使用において利用され、最大400ポンドまでの重量を運搬することが出来ます。
階段リフトの種類
1.直線レール型
2.曲線レール型
3.車椅子用
4.アウトドア仕様
5.中古式
6.貨物運搬専用
設置
個人での取り付けが簡単に出来るようになってきていますが、やはり専門家による設置をお勧めします。正しい設置をすることで安全面や耐久性が保障されるのに加え、使用法や安全機能、メンテナンスなどについても直接教わることが出来るからです。
電源
以前は交流電流モータータイプが主流でしたが、最近では直流電流の充電式も良く見られるようになって来ています。充電式は停電の際にも使用が出来るというメリットがあり、なかには変電器を内蔵し直流を3種類の交流に変えて使用するモーターが使われているものもあります。
太陽電池
テラス部分に太陽電池パネルを設置したうえで使用することになります。パネルでは直流電流が作られますが、変電器を通して交流に変えて他の家電製品と共有して使用します。昼間に十分に充電しておくことで夜間の使用にも対応するように出来ていますが、ケースによってはガソリン発電機をバックアップ用に準備しておくことも出来ます。
環境への利点
太陽電池は限りのないエネルギー資源であるほか、安全でクリーン、天然素材で経済的である点も特徴的です。環境保全へ、できることからはじめましょう!