ロシアのハイブリッドカーメーカー、 Ë-Autoは、エコカー業界での地位を確立するために熱心に努力しており、今、2011年のフランクフルトモーターショーで、同社の最新の革新的で新しいコンセプトを一般に公開することで、世間を席巻する準備ができています。Ë-Conceptと名づけられたこの車は、他の車よりも燃費がいいから目立つのではなく、いまだかつて見たことのないドアを装備しているので、確実に群集から目立つ存在となることでしょう。
想像力豊かなドアは、普通の車や、超かっこいいガルウィングのドアに見られるような、ラッチについていて、引っ張るという一般のメカニズムでは開かず、ウィンドウが下に下がり、ドアが後ろにスライドし、互いに折り重なってトランクの上に載るという、どちらかというとトランスフォーマー・スタイルで開閉します。ドアだけが自分で下に落ちて、機械的な鳥の羽のように後ろにスライドする、鳥の翼のようなものだと考えればいいかもしれません。
その昨日はまるで催眠術のようですが、車の巨大なCピラー(訳注:自動車の窓柱のことで、大抵の車はA,B,Cピラーがある)の死角に大いに貢献してくれます。でも、あなたの車が、毎回あなたが乗り降りするたびにこんな風に開閉すれば、ストリートで他の車に邪魔される心配はありません。なぜなら、このドアの開閉ショー自体が、みんなそれ見たさに自分たちの車を、あなたの車が見える距離に止め、トラフィックを止めること請け合いだからです。
Ë-Conceptはただのコンセプトのままにする予定で、 Ë-Autoから派生した、ただのちょっとしたヒント以上のものではない、プレビュー的なものです。同社は、初となる3種類の車、バン、クーペータイプのクロスオーバー、そしてハッチバックのモデルを、2012年の後半に生産する予定です。これらの3タイプの車は、初めは従来のICエンジンを動力とし、将来のモデルは2つの電気モーターか、発電機の束に少量の電気を充電する、ガソリンか、天然ガスで作動する、スウィングピストンエンジンを使う予定です。
すでに151,000を超えるプレ注文が入っており、この3種の車は350,000ルーブルから400,000ルーブル(約11,300ドルから13,000ドル)で販売予定で、同社にとって幸先のよいスタートとなることでしょう。
Via: Car Advice