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チェルシー・フラワーショーにお目見えするスパ付きエコビルディング

去年、ダイアムード・ゲビンが発表した映画アバターをイメージした空飛ぶガーデンは、その奇抜さゆえに一部より多くの批判を受けました。しかしことしもまだまだ 落ち着く様子は見せず、5月22日のチェルシーフラワーショーに向けて発表したデザインは要注目です。建設足場を骨格に用いてさび付いた古い車を置いたり、イラクサを張り巡らして7階建ての高層ビルをイメージした建物がそれです。

タンポポから木まで、3000種以上の植物がこの ガーデンに使われています。おまけに頂上にくっついているフィアット500中古車もお茶目です。この80フィートに及ぶ高層ガーデンはバビロンのハンギング・ガーデンにヒントを得ていて、各階には不思議なテーマに基づいて展示がされており3階はアメリカスタイルシルバーキャラバン、4階はビクトリア王朝のグリーンハウスなどがその一例です。5階には太陽電池でお湯を沸かすシャワー・バスがあり、6階は小型の松にアロマ・セージやタイムのカーペットに囲まれた休憩室が設置されています。建物中央部のエレベーターには1920年代のニューヨーク・ホテルのユニホームに身を包んだベルボーイが常駐しています。

ゲビン氏によると、彼はいつもバビロンのハンギング・ガーデンにあこがれており今回のショーでは最大の高さを誇るディスプレイとなります。テームズ川沿いのガーデンに展示されるこの作品は道路からも見ることが出来ます。また、一つのガーデンを作るよりも7つのガーデンを積み重ねるようにした方が面白いと考えて生み出されたデザインは、アートとしての機能だけでなく将来へのエコライフの必要を訴えかけるものとなっています。たとえば 太陽電池を使って温水を供給するシステムや空間マネジメントの方法もエコ化に対応しています。

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