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ニューヨークが再生エネルギー使用のみを目指す

最新の研究結果によると、ニューヨークはこの先17年で通常とは違ったカタチの再生エネルギーだけで電力を賄えるようになるとのことです。そうは言っても今の状況を見る限り言うは安し行うは難しといった感じです。ニューヨークは実際に風力・ソーラー・水力発電を利用していますが、町全体をとなるとかなり大掛かりな努力が必要となってきます。コーネル・スタンフォード大学の研究者によって始められた研究では、どのようにして2030年までにニューヨークの全市街のエネルギー需要を満たすことができるかという点が説明されています。これを実現するにはニューヨーク市はソーラーパネル・風力タービンなどの設備投資に莫大な額を投じることが求められています。

ニューヨークはここ数年にわたってグリーン化の動きをたどってきています。ジョージ・パタキ率いる政府機関は9年前にこのプログラムを開始し2013年までに再生可能エネルギー普及率25%の実現を目指していました。しかし2010年には目標数値が毎年1億400万メガワットを2015年までに実現するようにと修正されました。これに基づくと完成度は46%です。

懐疑的な見方をすると現在の進行度合いを考えると目標に2015年に達するのは至難の業です。2011年の予定によると、現在はおよそ20%の電力が外部からの電力を除く水力発電で賄われていて、風力発電は2%でその他が2%という計算になります。しかし現状はこれとはかけ離れていて、ニューヨークは10年前は48メガワットだったのに比べて、わずか1600メガワットの風力発電量です。研究者グループは、もし万事上手く進めば約半分の電力量は風力発電で対応できるとしています。

そうはいっても、現状や政治的事情に加えて市場の動向などが絡んでくるので少し様子を見てみないと何とも言えません。コストが大きくかかる他、州税関連についても未定です。

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