地球環境はおよそ100万年ごとに変化しています。かつては、この壮大な変化は静かに進行していましたが、現在、台風は静かな変化から乱暴な変化にその様相を変えました。世界各地に起こっている温暖化を原因とする現象は、人類が受け入れざるをえない運命のようです。ここでは世界的な変化と破壊的な影響を見てみましょう。
1. アマゾンの熱帯雨林が砂漠に
アマゾンの熱帯雨林は、自然から南アメリカ大陸への生態学的な贈り物です。農業活動による森林伐採とその拡大が、サバンナに破壊的な影響を与えています。熱帯雨林の東部は、サバンナとして自然な存在とは異なった季節の熱帯雨林に変わりそうです。この変化に関して一般的に議論されている2つの理論のうちの1つが、Yavinder Malhi氏と同僚によって提示された「枝枯れ論」です。Yavinder氏は、地球温暖化がアマゾンのサバンナの状態を回復させると「枝枯れ論」で述べおり、森林伐採活動に加えて地球温暖化と気候の変動がアマゾンを季節熱帯多雨林から退化させると考えています。
2. サハラ砂漠が緑地化
幸か不幸か、サハラ砂漠は青々とした緑のパラダイスに変化するかもしれません。この地域は降雨量が増加しており、衛星から送られてくる光景では、緑が目立ち始めました。サヘルは半砂漠地帯で、サハラ砂漠の緑と接しています。スーダン西部とその周辺の植物も、その地域を飲み込むように急速に変化しています。科学者は、温風には湿気が含まれており、その現象として砂漠に多くの雨が降り始めた、と説明しています。
3.ハリケーンはカトリーナよりも破壊的に
カトリーナはカテゴリー4のハリケーンとして分類されています。傾向的に、地球温暖化がカテゴリー5のハリケーンを生じさせているようです。ルイジアナの人達の心には、カトリーナが起した衝撃的な風景がまだ残っています。ハリケーンは水の中に閉じ込められた熱が動力となります。そのため、科学者の推測では、海洋での温度の上昇が脅威的な影響を与えるようです。
4. ロンドンが2100年までに水没
2100年頃に生きている人は、ロンドンが海の下に沈んでいくのを目撃することになるかもしれません。海洋の温度上昇と地球温暖化は、海岸沿いにある都市にとって陸が海に沈んでしまうかもしれないという脅威をもたらしています。沿岸の主要首都の1つであるロンドンは、本質的に世界やビジネスと関わりがあります。そのため、世界的に大きな影響を与えることになります。グリーンランドの氷が溶け始めて海面が少なくても20フィートは上昇していることは、ロンドンに加えてニューヨークや東京などにとっても脅威なことです。
5. 地球温暖化がテロリズムを増加
多くの国々における地球温暖化は、気候移住者としての移民を増やすでしょう。気候変化によって、多くの人々が近隣の地区へ避難場所を捜すために、家や国をやむを得ず放棄する社会的大変動を引き起こすでしょう。または、気候的な変化によって、遠くのエリアに長距離な移動をしなければならなくなる可能性があります。国家は、避難してきた多様な民族の収容場所を提供する必要があります。気候変動は最高値のカテゴリーに入る嵐を生じさせ、水不足を発生させ、ある地方には洪水や野火をもたらし、海岸線の消失などという事態を発生させます。
6.アルプス山脈の雪が溶ける
有名な観光地は、毎年訪れる人の数が増えています。収入の増加に伴い、世界を旅する人が増えています。アルプス山脈は、その美しさと神秘性において、何千人もの観光客が訪れています。山脈はスイスとイタリア間の自然な国境としての働きがあります。しかし、現在では、アルプス山脈の表面積が縮んできていているので、境界線を後退させています。実際、これら2か国の政府は、地球温暖化による景観変化により、新しい境界政策を考案しています。
7. 動物が減少
すべての生き物種は、環境に合わせて進化してきました。身体システムは、気候変動に応じて何世紀も改善してきました。すべての新しい段階が動物や人間を作り上げてきました。もしあなたが、人類が猿から進化したことを信じているのであれば、その変化を評価することでしょう。進化論に反して、気候変化は、種の起源を後退させています。その顕著な例がソアイ羊です。通常の羊の平均サイズの半分程度の大きさの古代の羊科の種類のうちの1つで、時間とともに衰弱していきました。上昇する冬季の気温によって、羊とラムは体重を増やさなくなり、そのため、羊の平均寿命が低下する原因となっています。