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リサイクルされたビール瓶を使ったラスベガスの建物

貪欲なほどにその魅力をアピールし、人々がその華やかさと魅力に溺れるほどであることから、ラスベガスはシン・シティ(罪深い都市)としても知られています。 明らかに悪徳を勧めるイメージの強いこの都市では、環境にやさしく、という発想はラスベガスの建築に携わる人たちにしてみたら一番かけ離れた考えかもしれません。ゆえに、モロー・ローヤル・パビリオンがラスベガスで、環境保全のアイコンとして、異色の 存在感を余計にかもし出しているのかもしれません。

Las Vegas’ Morrow Royal Pavilion is made from 500,000 recycled beer bottles

製造施設として使われているこの建物は、全体がリサイクルされたビール瓶からできています。 使用されているビール瓶はすべて、Realm of Design社によって集められ、ラスベガスストリップの近くのホテルから収集されたもの。 このプロジェクトは、イギリスのスワークストーン・ホール・パビリオン(Swarkestone Hall Pavilion)に触発された企業家、スコット・マコームズによって委託されました。 内部は30,000平方フィートで、この建物は既にリサイクルされた瓶から作られた建築物で世界で1番大きい物の倍の大きさとなっています。

Las Vegas’ Morrow Royal Pavilion is made from 500,000 recycled beer bottles

建物に使われているのは、500,000の使用済ビール瓶。その量、フットボールコートに換算すると8つのコートが一杯になる量です。でも、建物の外見を見ても、ビール瓶はおろか、リサイクルされた素材でできてるとはとても思えない出来です。パビリオンに使われているレンガは、ビール瓶を細かく砕き、フライアッシュと混ぜてざらざらな素材と混ぜ合わされ、サンドストーンのような風合いになっています。その混ぜ合わせたものはそれから溶かされて、型に流され、そうして出来上がるのが、「グリーン・ストーン」と呼ばれるレンガです。

Via: PSFK

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