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次世代の製品:ボディー・パネルに格納されたエネルギーが動力源となる電気自動車

Jaguar Mark XXI self powering car

ハイブリッドとは、2つ以上のテクノロジーを利用してエンジンへ動力を供給することによって走行する車両です。ハイブリッドの例としては、列車のディーゼル-電気方式や、潜水艦のような核-電気方式、そして電気自動車のようなガソリン-電気方式などです。自動車製造業で多くの大手企業は、すぐに利用できる効率的な技術を組合せて、ユーザ・フレンドリーな電気自動車を開発するプロジェクトを組んでいます。環境にやさしくて、シックな電気自動車が最近の傾向のようです。ロンドンなどの国際的なヨーロッパの都市では、電気自動車への投資を促進するために、エコ認識のある消費者を支援する政策を採用しています。消費税ゼロ、駐車料金無料、充電ステーション設備の増加など、「顧客満足」度の高いものです。また、過去に可燃性の水素が引き起こした多くの惨事があるので、ハイブリッドを走行させるために、よりよい動力源に変えていく必要があることが研究によって明らかになりました。それによって、電気自動車の販売台数は、2003年の90台から2008年には160台に伸びています。

まだ初期の発達上の段階の著しく費用効果がよいこの革新は、「自己動力源供給型の自動車」がコンセプトです。

1. パネルが車体の型をしたバッテリー:

Batteries shaped into body panels

未来の自動車は、車体パネル自体が動力源となり、今まで人間が夢に見ていたことが現実化されていきます。自動車メーカーのボルボと、ロンドン・インペリアル・カレッジ、そして7社のヨーロッパの研究所の合弁事業により、このコンセプトはハイブリッド車や電気自動車の非常に重量のあるバッテリーの段階的廃止を促進するでしょう。

ボルボの専門知識と350万ユーロの投資を受けたこの自動車は、現在の最も大がかりなプロジェクトの1つとして宣伝されています。

2. ロンドンのインペリアル・カレッジは車体にエネルギーを格納:

Volvo Self Powering Car

革新の考えの背景には複合材料を使用することがあります。この革新的な考えは、自動車に動力を供給するエネルギーを自動車の本体に格納することです。インペリアル・カレッジの開発者は、炭素繊維と非常に柔軟性と強度のある樹脂ポリマーを融合させることに取り組んでいます。さらに、より多くのエネルギーを保存するために、総表面積を増やし、材料にさらなる機械的強度を与えることができる炭素繊維の表面上のカーボンナノチューブに関しする研究が進められています。この特殊な合成物は、鋼に代わって自動車の本体パネルに簡単にはめ込むことができるので、それによって、自動車の重量を約15%も現実的に減らすことができます。科学者は、産業全体的な規模でこの材料の開発に取り組んでいます。材料がすぐにでも利用できるようになれば、使いやすさとコストのアドレッシングにおけるユーザ・フレンドリーな自動車になるでしょう。

このように開発された電気自動車は、ドアや床、天井とボンネットに太陽パネルが取り付けられています。バッテリーは、2通りの方法で充電することができます。1つ目の方法は、夜間にコンセントに接続します。そして2つ目の方法は、ブレーキをかけた時にタイヤに発生するエネルギーを利用します。これらの2つのエネルギー源は、車体のパネルに保存され、自動車に動力を供給するために電気モーターで利用されます。今や自動車のボディ自体が自動車を動かすバッテリーとなり、そのため、電気自動車に使われている従来の重いバッテリーは不要になります。したがって、このような自動車は環境影響が軽いグリーンテクノロジーを使用しているだけでなく、車体に使用する鋼パネルを減らして重量を軽減することにより、道路にかける負担も軽くしています。

3. ジャガー・マークXXI:

Jaguar Mark XXI self powering car

所有者の心臓を高鳴らせるであろうもう一台のあこがれの車は、空気力学的にデザインされたシックなジャガー・マークXXIです。自動走行なので、ドライバーが必要ありません。この驚異的技術の排気ガスゼロの自動車には「太陽パネル」が取り付けられています。これらのパネルは自動的に太陽の方に向いて太陽エネルギーを吸収し、自動車が動いていない時に、搭載されたバッテリーにエネルギーを格納します。曇りや太陽が出ていない場合は、車両を走らせるために電気モーターが作動します。

これらの革新が市場に出れば、電気自動車やハイブリッド車の大きな後押しとなり、リチウムイオン電池は電力の代替エネルギーとして爆発的な人気になるでしょう。充電された車体パネルは車両を動かすためだけではなく、GPSや他の車内に設置された装置のようなテクノロジーの動力源となります。さらに、この機能的な環境にやさしい選択肢は、枯渇しつつあるガソリン燃料を淘汰していくことでしょう。

 

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