最近の電気自動車ブームは加速していく一方で、ルノーやニッサン、トヨタなどに加えて、中国の会社も電気自動車の将来的な開発に乗り出しています。2012年末には世界的にも名の通った電気自動車開発国として名乗りを上げたいらしく政府共々全力を挙げて取り組んでいますが、信頼性はまだまだです。そんな電気自動車に関する最も多い質問ベスト5を見て行きましょう。
1.高いんでしょ?
本当に良く聞くフレーズです。2012年にニッサン・リーフは販売価格$35200(月々$369)そして三菱Iは$27990です。トヨタのプリウス・プラグインハイブリッドは$32000となっています。
将来的には安くなっていくことが予想されますが、もうひとつの点に注目する必要があります。運転費用です。これはガソリンに比べてとても安く、サービスの必要性もガソリン車に比べて少ないのです。
2.速度は出ますか?
走行音が静かなのでスピードが出ないと思われる人が多いようです。しかし、そんなことは無く、中には遅い車もありますがそれはバッテリー容量が少ないからに尽きるのです。ですから、触媒さえ足せばスピード自体は出ます。キラサイクル電気自転車は時速0から60マイルまで1秒で最高時速は174.05マイルと言うのはオドロキでしょう?
3.充電に時間はかかりますか?
使用電池と充電施設のタイプによりけりでしょう。基本的に3-8時間くらいですがニッサンリーフの場合は220-240Vの充電時に8時間で完全充電が完了します。一方でテルスタ・ロードスターは240Vで4時間で完了します。
4.リチウムは将来的にも十分あるのか?
ここに電気自動車の未来がかかっています。リチウムは電池には大変適していますし、地球上にたくさん存在します。アメリカの専門機関の調査によると、ボリビアに5400万トン、チリに300万トン、そして中国に110万トン存在するということです。中にはアメリカ国内にも存在するという見方もあります。
リーフEVの通常24kw電池は4キロです。ですから100万トンのリチウムで2500万個の電池が賄えます。このことから将来的に、リチウム不足になる心配は薄いと言えるでしょう。さらにリサイクルできる点も明るいです。
5.安全性は?
確かに、安全面で不安はあります。まだまだ煮つめていく必要があるメーカーもあるのが事実です。特にバックの際はサイレンを鳴らさないと気付いてもらえません。補助カメラも必須でしょう。
このように、いつでも質問は出てくるものです。走行可能距離について、充電を何回もしなければいけないか、どこで買えばいいのかなどです。しかし、近い将来に電気自動車が全盛になるのは紛れも無い事実でしょう。