巨大建造物
オランダの企業NLアーキテクツ社が、台湾タワー・コンペティションへのエントリー作品として「タワー・オブ・パワー(Tower of Power)」を設計しました。同社はこのコンペティションのために、タワー構造に持続可能な技術を融合させました。この高層建造物は風車と展望台を組み合わせた物となっています。この「タワー・オブ・パワー」は、風力発電への変換そして観光スポットとしてのタワーのコンセプトを変えることを目的としています。再生可能なエネルギー源を生む、斬新で美しいタワーです。この独特の形をしたタワーにはロビーやオフィス、駐車場や博物館、会議場、そして展望台があり、完成すれば観光客たちはこのタワーからの素晴らしい景色を臨むことができます。
「タワー・オブ・パワー」は、仕切られた間取りを構造を支え、持続可能エネルギーを生産するネット構造に囲まれています。風車は、様々な形やサイズの全ての施設があるメインタワーの周りに取り付けられます。それらの施設(ロビー、オフィス、博物館、駐車場、会議場と展望台)はそれぞれが独特の形をしています。
新しいスタイルの風車はこの「タワー・オブ・パワー」内の複雑なパターンの様々な施設の間のスペースに取り付けられます。風車は静かで強力であり、様々な方向から吹く風から電力を発電します。風はどんな方向から吹いても、風車を動かすことができます。
なぜ巨大なのか?
アムステルダムに本拠を置くNLアーキテクツ社の「タワー・オブ・パワー」は、高さ300メートルで、次世代の再生可能エネルギー源を使う環境に優しい建造物のモデルとなることを目的としています。代替エネルギーを使い、美しい建造物で環境に優しい方法による発電を行うこの「タワー・オブ・パワー」は、環境に優しいエネルギー生産の分野におけるトレンドを変えるものとなるでしょう。
少なくとも200の回転翼により8メガワットの電力を発電するこのタワーは、まさに環境に優しく、美しい建造物と言えるでしょう。「タワー・オブ・パワー」には通信基地としての機能もあり、また観光スポットにもなります。
NLアーキテクツ社が設計したこの建造物は発電所であり、外観は昔の風車とは全く似ていません。発電所を、目を引きつける美しいオブジェクトへと効果的にそして見事に変えたのです。
NLアーキテクツ社は、今年の台湾タワー・コンペティションへのエントリー作品として「タワー・オブ・パワー」を提案しました。このタワーは、美しさと環境に優しいエネルギーの融合を目指しています。美しい構造物であるこのタワーは、環境に優しいエネルギーを生産する能力を有しているのです。
総経費 | 非公表 |
目的 | 風力発電施設、観光名所 |
表面積 | 53,000平方メートル |
建設期間 | 不明 |
設計:NLアーキテクツ
場所:台湾
目的:住居及び商業施設での電力使用及び展望台
環境への配慮について
1.環境に優しい発電を行う
「タワー・オブ・パワー」は、風力から約8メガワットを発電することを想定しています。発電は風力タービンを使って行います。これらのタービンは風力エネルギーを使って発電するために花のような形の構造をしています。「タワー・オブ・パワー」で発電される電力は、住居及び商業施設の様々な用途に使われます。
2. 省スペース
「タワー・オブ・パワー」は専有面積が少ない高層建造物で、発電機能の他に、美しい外観が特徴です。
このタワーのような高層建築は土地面積は非常に狭くなっていますが、それは建造物の様々な用途への使用を制限することはありません。美しい展望台でもあるこのタワーでは、8メガワットの電力が発電される予定です。
3.エネルギー源を脅かすことがない観光名所としての機能
観光名所にもなる「タワー・オブ・パワー」は、既存の資源を使わずに環境に優しい電力を発電することを目的としています。そしてこのタワーは展望台でもあります。NLアーキテクツ社にとって台湾タワー・コンペティションへの初エントリーとなるこのタワーは、彫刻が施された美しい建造物で、台湾を訪れる人々の層をこれまでと変えることでしょう。「タワー・オブ・パワー」は間もなく、台湾の”必見の観光スポット”リストのトップを飾るものとなるでしょう。