今の世界ではグリーン化して継続使用可能式にすることが最重要課題のひとつです。インテリアや建築についてみるときにいろいろな最新式の継続使用式が採用されているのが分かります。この波は確実にスポーツスタジアムにも押し寄せてきています。最近では世界のあちこちでエコフレンドリー競技場が建築されてきています。ソーラーパワーの採用はその典型です。さらにここから世界５大エコフレンドリー競技場を見ていきましょう
台湾のドラゴンスタジアム
近未来的な見た目の世界初自家発電式スタジアムです。太陽光から自家発電する仕組みで、馬の蹄鉄のカタチをしていて台湾のカオシン地域にあります。世界大会用に建てられて世界初の太陽電池のみで稼動するスタジアムです。１９ヘクタールの広大な敷地に５５０００人を収容しラグビーなどのスポーツに使用します。ロッド状の屋根はソーラーパネルが設置されており日本の東洋建築が手がけました。ユニークな半円推計のデザインは竜から来たものです。
スイススタジアム
スイスのベルンにある最新式のハイテクスタジアムで、３２０００人収容しサッカーやアウトドア・アイスホッケーなんかも行われます。２００５年に２００１年に取り壊された古いワンクドーフ・スタジアムに代わるようにしてできて、７９３０個のソーラー発電機を搭載していて、１３４６．７７４ｋＷｐの電力を発電します。このスタジアムはそのソーラー発電機能の高さにより、ヨーロッパ・スイスソーラーアウォードを受賞しました。
カリフォルニアＡＴ＆Ｔパーク
カリフォルニアで最も人気のある野球場でサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地です。昔はパシフィック・ベルパークと呼ばれ、４２０００人収容でした。しかし＄３億５７００万をかけて大掛かりな改装が行われ多目的スタジアムに様変わりしたのです。２０００年３月３１日にリオープンしメジャーリーグの球場で唯一一般基金の使用をせずに建てられたのです。最終的な収容人数は４０８００人でしたが毎年のように席が増え続け、今は６８個のスイートルームに加え１５００席のクラブシートがフィールドレベルに、また５２００席がクラブレベルに設置されています。
ニュルンベルグのイージークレジットスタジアム
サッカーＷ杯２００６年において重要な競技場となったのがこの競技場です。フォルクスパークに位置し８０年の歴史のある競技場です。昔は１９２８年地元の競技場として生まれ、建築様式は目を引きました。スタジアムと周辺地域はそのデザインが金賞を受賞しました。２００６年にはソーラーパワーが設置されました。ソーラーシステムは屋根に付けられ１４０ｋＷｈの電力を毎年発揮します。収容人数は４８５００人で監督室や選手ロッカー、審判控え室などが入っています。３００平方メートルの取材エリアはメディアの取材に使われ、１２００平方メートルはＶＩＰエリア、そして８００人のゲスト用にスポーツルームもあります。
ボストンのフェンウェイパーク
世界でも有数の人気を誇る野球場です。レッドソックスの本拠地でもあり現存する中では最も古い野球場でもあります。１９１２年にオープンしこれまでにいくつかの改修工事を経てきています。２００８年に行われた最近の改装ではソーラーパネルを屋根部分に取り付けてスタジアム全体の３７％の温水用の電力をソーラー発電で賄っています。費用は＄６５００００でした。収容人員は３７０００人で最大無理すれば３７５００人まで可能です。
