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ミント缶を使ってつくるUSB式充電器

Solar powered USB charger

キャンプ旅行、長距離のロードトリップ、会議、長時間のミーティング、自然災害、停電やコンセントがない場所など…  どんな状況でもソーラーパワーのUSB式充電器があればPDAや携帯電話、iPodなどUSBポートがある機器ならどんな物でも充電できます。ソーラーパワーのUSB式充電器は、太陽エネルギーを電気に変換する太陽電池を使っています。

ソーラーUSB式充電器の作り方を見てみましょう。

 

難易度:中程度

作業時間:約2時間

必要な物

1. アルトイズ・ミントの空き缶

2. 単三の充電池2本

3. 単三電池ホルダー

4. N914ダイオード1つ

5. 4Vのソーラーパネル

6. USBの充電回路

7. はんだ

8. はんだごて

9. ワイヤー

10. テープ

11. グルーガンとのり

12. 缶切り

予算:30ドル

 

作り方

1. 単三電力を機器を充電するのに必要な電流量である5Vに変換させるというのが、この充電器の基本的な考え方です。そのためにUSBコンバーター回路に直流が必要です。回路は市販の物を使っても良いですし、自身で作ることもできます。

2. その次に必要な物が2本の充電池です。単三の充電池1本はおよそ2000~3000mAの電流を発生させます。必要に応じて、充電池2本を並列させることにより電流を2倍にすることができます。

3. 4Vのソーラーパネル、またはより小さな太陽電池を用意します。単三電池を2本使うので、これで必要な電流を得ることができます。

4. N914ダイオードをはんだで直接太陽電池に繋ぎます。ダイオードの黒いバーが太陽電池を指さないように気をつけましょう。 この作業が終わったら、ダイオードと太陽電池のマイナス端子の両方に長いワイヤーを接続します。接続部分の上からテープを貼って強化します。

5. はんだを使って太陽電池のマイナス線(黒)とバッテリーパックのプラス線(赤)を接続します。また太陽電池のプラス線はバッテリーパックのマイナス線と接続します。

6. 充電器を基板にはんだ付けします。そして基板のプラス線(赤)をプラス極に、マイナス線(黒)はマイナス極にはんだ付けします。

7. ミント缶に穴を開け、USBポートをはめます。

8. 安全のため、むき出しの回路基板下に絶縁テープを貼ります。そして缶の中にバッテリーパックとUSB回路を入れて接着します。

 

よくある質問

1. 4V以上の太陽電池を使ってこの充電器を作ることはできますか?

A. 単三電池2本から得られる電流はおよそ2.4Vなので、電池2本を使う場合には4Vのソーラー充電器がぴったりです。そしてUSB機器の充電に必要な最小電流量(5V)のためには3~4Vの太陽電池が必要です。これよりも高い容量の充電器はサイズが大きいのでミント缶に収まらないという問題があります。また、5V以上の電流が生まれてしまうという問題も生じます。そのような場合には、電圧リミッター(制限器)を取り付ける必要がありますが、あまり良いアイディアではありませんし、時間もよけいにかかってしまいます。

 

ヒント

1. ソーラーUSB充電器は持ち運びができるので、外部電源が必要なくどこででも充電ができます。そして完全に環境に優しい充電器です。

2. 充電できる電池を使いましょう。そうすれば何度でも充電ができ、長持ちします。

3. 充電池2本と、3-4Vの太陽電池を使いましょう。それが必要最小電源にぴったりだからです。またサイズ的にも、ミント缶にぴったり収まります。

4. 配線を間違わないように、基板とワイヤのはんだ付けは1本ずつ行いましょう。

 

注意点:

1. 安全のため、はんだ付け部にはテープを貼りましょう。

2. 仕上がりの美しさのため、バッテリーパックとUSB回路はきれいに接着しましょう。

3. ダイオード1N914の黒いバーが太陽電池の方を向かないように気をつけましょう。バーが太陽電池の方を向いていると電流が止まり、機器が作動しません。

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