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「生物学的」運動エネルギーで動く!ENERGYME 街路灯

ENERGYME Led Street Lamp

グリーンな技術と言えば、風力や太陽光など「従来の」再生可能エネルギー源にいつも注目が集まります。もちろん統計学的に言えば、こういったエネルギーの形態は世界全体の発電量の総計の18%以上に貢献しています。ただしこれは、グリーン技術が、再生可能エネルギーシステムという枠を越えて行けないということではなく、この枠がどんどんと拡大しています。これに関してダラスに拠点を置く工業デザイン事務所「Dido Studio」は、先進的でありながらサステナブルな照明メカニズムの計画を明らかにしました。これは環境に優しい技術のなかに一見設定されているように見える限界を突破する可能性を秘めています。

ENERGYMEという名称の、この照明の構造は、アーティスティックなコンセプトであるLED街路灯を基本的に取り込んでいます。純粋に審美的な魅力以上に、内在する機構(照明に電力を供給する)も私たちは高く評価します。この構造が、私たちの日常生活に偏在する基本的な物理的特性である運動エネルギーを糖力とするシステムを構想しているからです。このエネルギーの形態は、純粋な動きの大きさで決まる(運動エネルギーは、どんな物体であっても、その動きが持つエネルギー)ので、全体では炭素排出や関連する汚染の余地がありません。従って、私たちに利用できる、(少なくとも物理的な視点では)最もクリーンでグリーンなエネルギーの形態の一つであると考えられます。

ENERGYME

この興味深いプロジェクトの革新的などころは、クリーンなエネルギーを利用しているという点だけにとどまらず、発電原理にも関係があります。デザイナーは、街路灯を直接使う人まで含んだ、集合的な自足的システムを構想しています。そう聞くと、「どういう仕組みで?」と聞きたくなりませんか?実はこのランプの構造は、人のためのエクササイズ施設にもなる予定なのです。夕方に散歩する時間になったら、ワークアウトのセッションにこれらのフィットネスシステムを簡単に使うことができます。理論的にはワークアウトの過程(ハンドルバーの動きによって)は、必要な規模の動き(つまり運動エネルギー)をつくり、構造の内部メカニズムに保存され、最終的な効果として電気エネルギーに転換され、照明になります。簡単に言えば、人の生物学的エネルギー(カロリーの点で)が、ようやく素晴らしい方法でクリーンでグリーンな電気に転換することになります。

照明のタイプとして、デザイナーは発光ダイオード (LED)を使うことを考えていました。そこで、半導体の照明源は、従来の照明システムに比べ様々な利点があります。まず、LEDデバイス内で、遊離電子が正孔に結合される能力に直接関係する電気発光の効果を利用して光子を放出します。 この現象はLEDが偏在的に小さな、多くの場合1平方ミリメートル以下にできます。さらに白熱電球と比べLEDは消費エネルギーが少なく、剛性が同じなら寿命も長くなります。

出典:Coroflot

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