一昔前に流行ったシティー・スリッカーという90年代初頭の映画から出たコンセプトの超小型自動車で街中をスイスイ走っていけます。デザイナーのササンク・ゴピナサンによってコンセプト化されたこの超小型電気自動車は排ガス量も低く都市部での使用に適しています。
1人用自動車で都市部を走るというのは昔からあり、これまでにもレバやスマートワンなどが市場に出回っています。比較的小さいベアリングのおかげで混みあった都市中心部を小気味よく走るのに適しています。ハンドリングの快調さに加えてグリップも強くブラインドコーナーなどもスムースに曲がることが出来ます。もちろん大型SUVなどに比べると燃費の面でも優れています。
これらを全て織り込んだうえで想像性豊かに仕上げられました。コンパクトな見た目のシャーシ構造にライトはフロント部ではなくホイールフレーム上につけられており、独特の見た目を醸し出しています。見た目という点に関してはこじんまりとした上に明るい色使いは若者向けでしょう。
デザイン要素に関しては長さ1800mmの幅1100mm、そして高さは1253mmです。数字だけ見ると本当に小さいもので、電池と低排ガスモーターは座席の下に位置しています。電池には両側の小型ドアからアクセスが出来、ボディと見事に一体化しています。
ユーザーの使用しやすさに関しては、トランクが2箇所用意されており、うち1つは取り外してカバン代わりに持ち運びが出来ます。これがこのような小さなボディーに収まっているのがオドロキです。それでも使い勝手は犠牲にされていなく、ドアは2つありますがどちらも取り外しが可能で夏はバギーカースタイルで楽しむことも出来ます。
最後に、このマシンの最大の特長は排ガスの低い電気式だということです。最近の都市部専用自動車はグリーンであることが大前提でこれこそ将来のエコカーのカタチです。