太陽電池は生活習慣を環境に優しいものに、そしてさらに経済的なものにするための優れたアイデアです。しかし、太陽電池自体には十分な効力はなく、太陽光パネル全体が必要です。その説明に入る前に太陽電池がどのように働くのかを見てみましょう。
太陽電池は光子照射した素材が放出する電子を利用して発電します。この電池はN型半導体（リンを含むシリコン、電子を余分に持つ）とP型半導体（ホウ素を含むシリコン、電子が不足している）からできています。この2つの半導体の間の磁場は、光子照射したN型半導体が放出する電子がP型半導体へ移動するのを防いでいます。ここに負荷を接合すると電流と電圧が発生します。
所要時間
100ワットの太陽光パネル1枚を作成するには約12時間を要します。その時間のほとんどは配線とはんだ付けに費やします。
必要な物
パネル：
1. 6インチ単結晶シリコン型太陽電池（.5直流電圧、最大値6アンペア）、36枚
2. 圧縮工具
3. 40ワットはんだごて
4. すずめっき線
5. 4位の2線式アーク遮断ストリップ
6. 太陽光発電太陽電池を相互接続するためのリボン
7. 松やに入りはんだ、8オンス
8. 透明アクリライト製UV安定化シート（48インチ×1/9インチ）
9. 48インチ×48インチ×3/16インチのABS樹脂白板
10. 72インチ×1/4インチ×1/4インチの透明押し出し加工アクリル棒
11. 接着糊
12. 8番丸形絶縁被覆付圧着端子、16個
13. 12番径、黒色絶縁フックアップ線
14. 12番径、赤色絶縁フックアップ線
収納枠：
1. 3インチ×2インチ×1インチのプロジェクト収納枠
2. ショットキー障壁ダイオード（5アンペア）
3. シリコンシーラント／接着剤
オプション：
1. マルチメータ
2. 可変温度ヒートガン
3. サーリンシート（紫外線抵抗性のシート）または、.018インチ厚、28フィートx28フィートのエチレン酢酸ビニールシート
手順
1. マルチメータを使って太陽電池の直流電圧を計り、最高出力を得るために.05ボルトの増加量ごとに分けます。
2. すずめっき相互接続ワイヤにはんだ付けして太陽電池を結合します。10.5インチワイヤ3本の左半分にはんだを足します。このワイヤを太陽電池の接続帯にはんだ付けします。ワイヤを返して残りの部分にはんだを足します。この部分を他の太陽電池の接続帯にはんだ付けします（電池同士は1/16インチ離します）。
3. 最小限のワイヤの使用で済むように36個の電池はジグザグの集まりに配置します。
4. 酸素によって太陽電池がすぐに劣化するのを防ぐために、エチレン酢酸ビニールシート2枚の間にヒートガンを使って電池を挟み込みます。
5. はんだ付けした電池をABS樹脂板に表側から配置します。樹脂板の右上端から6インチ、上から1インチの位置に5/16インチの穴を開けます。
6. 1番目と36番目の電池のワイヤ、つまり正負に厳重に色分けした相互接続ワイヤの3インチをはんだ付けします。そのワイヤのはんだ付けしていない端は5/16インチ穴に通します。
7. 72インチ×1/4インチ×1/4インチの透明押し出し加工アクリル棒（38.3125インチの長さに切る）を使って電池の枠を作りのり付けします。
8. 残りの透明押し出し加工アクリル棒を1インチ×1/4インチ×1/4インチ寸法に切り分け、4個の電池から成る正方形の間に1つとびにのり付けします。
9. アクリル棒の部品全部にのりを付け、その上にアクリライト製UV安定化シートをしっかりと貼付けます。
10. 3インチ×2インチ×1インチのプロジェクト収納枠の底面と側面に1カ所づつ5/16インチの穴を開けます。太陽光パネルからのびるワイヤを底面の穴から通します。収納枠を太陽光パネルの背面にのり付けします。
11. ワイヤとダイオードを使って接続ブロックを組み合わせます。
12. シリコンシーラント／接着剤を使って2カ所の穴を塞ぎます。
よくある質問
1. 充電制御器／修正器はなぜ必要ですか。
答：太陽光パネルを直接電池に接続すると、電池からの逆電流が太陽電池を損傷する場合があります。充電制御器／修正器はこれを防ぎます。
2. このプロジェクトにはどんな太陽電池が適していますか。
答：Shell PowerMax6インチ径Bクラス単結晶太陽電池を推奨します。Aクラス電池は高性能ですが非常に高額です。
アドバイス
1. 太陽光パネルを作る目的をあらかじめ定めておきます。どれだけの動力と出力が必要になるかを見極めましょう。
2. 太陽電池の破片は抵抗が大きく出力が低いため、使用しないでください。
3. ヒーティングガンによってエチレン酢酸ビニールシートを温める前に、白紙の上に電池を置いてはんだ付けします。これは、エチレン酢酸ビニールは温めると粘着性が高くダンボールからエチレン酢酸ビニールシートをはがす際に太陽電池を損傷する恐れがあるためです。
4. エチレン酢酸ビニールシートは温めると縮むため大きめに切断しましょう。
