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パブリック・ポスター: ソーラーエネルギーを用いる電子ペーパーでできたクリーンな掲示板

Public Poster by Lin Nien-An

私たちの内何人が、学校の掲示板や社内のミーティング・スペースにある告示に目を通しているでしょう?ええ、読み手個人の優先度による、と答える人がいるでしょう。そういった告示が「優先的に」人々の目に触れる機会を増やすために、何とかできないでしょうか。

台湾の工業デザイナー、リン・ニエン・アンが考案した「パブリック・ポスター」は、未来の情報告知の模範となりえるコンセプトの一つです。

デザイナーによれば、パブリック・ポスターは、基本的に異なったフォーマットの電子ペーパーの集合でできている公共掲示板のようなものです、これらの「ペーパー」は、Bluetoothといったワイヤレス・システムを用いてボードに直接掲載することができます。また、ボード自体はクリーンな自然エネルギーが電源になっています。この総合システムは、実践的な持続可能性と共にハイテクの適用範囲を広げるでしょう。

電子ペーパーという名に馴染みがないみなさん。電子ペーパーは、発展し続けるディスプレイ技術の一つです。このシステムの多くは、従来の紙上の通常のインクを似せて作られています。しかし、バックライト付きの平らなパネルのディスプレイ技術とは異なって、電子ペーパーは通常の紙のように光を反射するのです。この優れた技術には、持続可能性に関連する3つの利点があります。

一つ目として、従来の紙を製造するためには、膨大な量の天然木が消費されてきました。これによって、大規模な森林伐採や土壌浸食といった間接的な影響があり得ます。電子ペーパーには、こういった問題点はありません。二つ目に、紙の製造には非常に多い電力が消費されてきました。これも、電子ペーパーならばいくらか解決することができます。(特に、パブリック・ポスターのような再生可能エネルギーを使用するもの。)最後に、インクについてです。通常の紙には、沢山の情報がインクで印刷されねばなりません。これは、労働力、資本、プリンターの余分な資源を浪費することになります。一方、電子ペーパーは、従来のインクに似せたディスプレイ・システムを兼ね備えているのです。

パブリック・ポスターのメカニズムに戻りましょう。デザイナーは、相互作用全体の要素を決める際に、使用者に優しいシステムというのを思い描きました、前述したように、電子ペーパーの「ページ(A3からA5の形式があります)」は、Bluetoothといったワイヤレス機器の偏在的なインターネットを介して、例えば公共企業体などが直接転送することができるのです。使用者が読みたい情報を簡単にブラウズできるよう、ディスプレイはインターフェース上で強調します。広告主が広告を表示させることもできます。広告の有効期限が過ぎれば、ページは次に使用されるためにブランクになるのです。

最後に、独創的な環境への配慮に祝して。パブリック・ポスターは、日中に「クリーンで環境にやさしい」ソーラーパワーを集積します。日中に溜めたソーラーエネルギーを利用して、夜間は掲示板としてだけでなく公共街灯の役目も果たすのです。

Source: Coroflot

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