エコに向けた取り組みは進化をとげて、あちこちに見られ、今やその流れにたくさんの人がひきつけられて取り組んでいます。そういった中で、環境を守るために開発されたものに私達が目を留めるのも、とてもいいことです。
また、いわゆる、グリーンな製品(環境に配慮された製品)が、その響きほど、現実にはわざとらしくないということも、知っておくべきではないでしょうか。今にいたるまで、グリーンな燃料、グリーンなファッション、グリーンファーミングなど、耳にしたことがあるかもしれませんが、その中でも、そういった活動の元といえば、環境にやさしい、コンポストのトイレです。
そういうトイレの一番の特徴は、私達が何世代にも渡って使ってきた、微生物が分解するタイプのトイレとほとんど変わらないということ。では違いは何か、というと、その作用なのです。
エコなトイレの特徴とは
はっきり分かる利点はさておき、まず、エコトイレの利点として、配管が通常のトイレよりも簡単で、パイプも通常のものより少なくて済むということがあります。こういうトイレを設置するのは、通常のトイレよりも時間がかからないし、排泄物はコンポストになるので、配管も少なくて済むのです。湖や海、川といったところに排泄物が流される、従来のトイレとは対照的ですよね。
他の利点、それは水をほとんど使わないこと。ということは、かなりの水が節約できますね。こうしたトイレにかかる費用は、初めのうちはすごく安いとはいえないかもしれませんが、最後には金銭面で大きな節約になるのです。
さらに、コンポストが常にある状態なので、それを利用して植物や野菜を育てることができて、家庭菜園も楽しめますね。
他の利点
エコなトイレは、ある意味ちょっとしたリサイクル施設でもあるのです。例えば、私達人間の排泄物だけでなく、厚紙や 生ゴミ、庭で木を剪定したりしたときにでるゴミなども流すことができます。
ただ、唯一の問題点として考えられるのは、そのタイプのトイレを設置するときに、場合によっては特別な許可を得る必要があるかもしれないということです。そのようなトイレを設置するにあたり、特別で厳しい規制がある国は結構あります。
ガーデニングが趣味の方には、排泄物を処理するだけでなく、それが肥料になり、ご自分の庭に使うことができて、こういったトイレは一石二鳥。また、これを利用してオーガニックな野菜などを生産する小さな事業だって始めることもできます。