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サイロを再利用してエコビルに

サイロは麦や石炭、セメントを貯蔵しておくのに使われるのです。シリンダー状のつくりで30-250フィートの高さで木やコンクリートや鉄などでできています。

その昔には麦やミサイル、汚水も貯蔵していたことがあります。しかしここで紹介する5つのサイロは見事な創造性を利用して、再生プロジェクトとして最新アパートやレストラン、エコフレンドリーホームや宿泊施設として利用されています。

1.コペンハーゲンのMVRDVジェミニ住居

9800平方メートルのジェミニ住居はコペンハーゲンの近辺のハーバータウン、ヘブンスタッドにあります。高さ42mで幅25mのサイロは2005年に完成しました。この素晴らしい住居は建築家のヨハンセンとウルフレッドによって、NCC建築との契約で手がけられました。もともとは2つのサイロが生まれ変わったのでした。

2.ユタ州モンテ・サイロハウス

以前は鉄製サイロが1人用宿舎に変身しました。ユタ州ウッドランドにあり、ギガプレックス建築によって手がけられました。1800平方フィートの敷地にあり、南側は天然光と熱をたくさん吸収し電気メッシュが低層階に設置されており冬の間も快適に過ごせるように工夫されています。夏の暑さに対応するようにもできています。

3.オーストラリア・バンベリーのサイロアパート

西オーストラリアのバンベリーに位置し、1930年代に作られた麦を貯蔵していた歴史建築認定済みのサイロを有効利用しています。これをみごとに8階建てのユニークな建築に変身させました。

マールストン湾沿いの中央に位置しており6つのアパートはそれぞれ3つの寝室・バスルームと、リビングにバルコニーさらにはラウンジも備えています。電子レンジや食器洗浄機、LCDなどの近代設備も整っておいて窓からの市街と海岸沿いの景色も特筆モノです。プールやスパ、BBQ施設もそろっています。

4.カナダのサイロ城

カナダとお城はあまり結びつきませんが、ここで取り上げるのはサイロでできたお城です。オンタリオの田舎で見つかったこのサイロを再利用して、昔さながらの雰囲気を醸し出す独特のたたずまいです。

5.オレゴンのアビーロード農園宿泊施設

スチュアート家によって買収されたこの農園に変化を加えて完成したのがこちらです。ヤムヒル地域に位置するこの建物はまるでヨーロッパの田舎にあるような雰囲気です。スチュアート家は82エーカーの元馬農場から見事な農園を作り出し、さくらんぼ用に2エーカー、牧草用に60エーカーを使用し残りの土地でヤギを飼ってミルク製品を製造しています。

サイロは宿泊施設やイベント、主にチャリティー用に使われます。商業用キッチンも入っており大規模な料理も可能で、大きな改装をしたにもかかわらず昔ながらの付属建築物はそのままになっているので独特の農家の雰囲気は失っていません。

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