エコなマシン
スペインの電気バイクメーカーのヴォルタモーターバイクスは、去る５月、その顕著なサンプルモデルの、ヴォルタBCNをお披露目しました。生産バージョンはミランの２輪車ショーでお目見えすることになっています。ヴォルタBCNは、スペイン第二の都市、バルセロナが、持続可能な移動手段の重要な例となりたいという願いがある、バルセロナ市役所との合意でその名前を得ました。 BCNは大都市の公害にたいする、新たな代用的な解決策を提供するタスクのもと、作られました。BCNは３つのバージョンを提供することにしていますが、それぞれ違った美しさと仕上げになっています。それは、目的地に行くのに、混雑し、渋滞している都市部を通るための毎日の移動手段として必要な人にとっては完璧な選択肢ですし、バイクに乗り始めた人達にとっては、２輪の世界へアクセスする道の役割も果たすものです。
エコな部分
これは、ユーザーに、環境のことを考えつつも、バイクの情熱を経験するチャンスを与える、技術、デザインとスポーティーな感じが一体になったものです。電気バイクであるBCNは35hpのエンジンと、70kmの範囲を提供します。 バッテリーの完全な充電には0.45ユーロかかります。このバイクは家庭の220ボルトのソケットや、どの公共の充電ステーションにもつなげて、２時間で完全に充電することができます。 ヴォルタBCNは、リチウムポリマーバッテリーを有しています。毎日充電しておよそ５年分と同等の1500の充電サイクルが終わっても、バッテリ０はまだそのもともとの能力の80%を有するのです。
パワートレイン
BCNのラインナップには３つの異なるモデルがあります。それぞれ、BCN シティー、BCNスポーツ、 BCNマイヴォルタで、オーダーでカスタマイズすることができます。 それら３つは同じ基本的なマシン部とパフォーマンスのスペックを有します。DCで強化された35hpのモーターがあります。ビルトインのリチウムポリマーバッテリーがあり、既存するバッテリーの充電レベルに関わらず、部分的に充電することが可能です。
ヴォルタBCNシティーは35hpの強化されたDCモーターで、大トルクが６７Nmです。 ホイールベースは1450mmで、座席の高さは805mmです。バイクの重量は135kg、バッテリーパックの能力は3kWhでバッテリーパックの電圧は74V (公称値)。ヴォルタBCNは常時使えるバッテリーのエネルギーの量を表示するパネルがついています。
ヴォルタ BCNシティーはトップスピードが時速 74.5マイル、もしくは時速120kmで、範囲は43.4マイル、もしくは70 km。ヴォルタBCNはダイレクト・ドライブトランスミッションがあり、ギアのシフトはなく、クラッチもありません。フルフェイスヘルメットを入れるためのトランクがついています。 トランクの中には携帯電話のコネクターも装備されており、走行中に携帯電話の充電器として使うことができます。
利点
BCNシティーは都市部の移動のために特に設計されたモデルです。活気に満ちた外見で、高性能な機能、高品質なデザインと高度な技術が一体となったパーソナリティーも持っています。 そのパーツは全てセクターの卓越したブランドが供給しています。バイク愛好家をひきつける見事な機能の１つが、運転中に機敏性と自由な動きを提供する、静かで使いやすいポジションです。プログラミング充電やパワー設定の制限といった多岐に渡るアプリケーションと同様、携帯電話の機器の追加された接続の設備で構成されています。
電気バイクの世界は、その境界線を拡張していて、BRDレッドシフトやOrphiroといったバイクは今年市場に出る予定ですので、ヴォルタBCNは都会の環境保護主義の人達の心を勝ち取るのに、そういったバイクと競うこととなります。
欠点
ヴォルタBCNには多くの設備が備わっていますが、客層はその範囲に満足しないかもしれません。このバイクが直面するであろう欠点の１つは、電気バイクの市場はとても狭いということです。ゆえに、巨大な顧客ベースはないかもしれないのです。
価格と入手可能性
今のところ、ヴォルタのバイクはヨーロッパのディーラーを通しての販売のためにロケーションを設定しているところです。2012年の第一四半期では、予約リストが顧客のためにインターネットで開示されています。同年の第二四半期は、最初の販売分が、販売のため流通することになっています。バイクの推定価格は、それを裏付ける正式な発表はないものの、およそ１万ドルといわれています。
