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グリーンホイール: CRP レーシングの Energica電気ストリートバイク

Energica electric streetbike

エコなマシン:

Energicaは、電気ストリートバイクの試作品。 CRPレーシングにより開発され、最近イタリアで開催されたEICMAモーターバイク・ショーで初めてお披露目されました。電気バイクのコンセプト自体がまだ幼年期ともいえる時期にあるものの、この電気バイクのモデルは、将来出てくるであろう全ての電気ストリートバイクのトレンドの仕掛け人的存在となることが期待されています。  現在市場で売られている電気バイクは、エコとしてはすばらしいものの、バイク愛好家の間での熱狂を生み出すことはできていません。その理由には、外観がシンプルすぎること、スピードが従来のバイクより出ないこと、長距離走りたいときに、短い間隔で充電をする必要があること、といったことがあります。しかし、Energicaはそのイタリア風スタイルと、レーシングバイクの要素を兼ね備え、そういった欠点を全て変えるであろうことが約束されています。なので、環境にやさしい一方で、スピード感を愛する人達もがっかりさせることがないでしょう。

エコな事実:

Energicaは一般のユーザーだけにではなく、本格的なバイク乗りにも向いている、従来のバイクにとって代わる事のできるエコなバイクです。 環境に対する利点にプラスして、ルックスとスピードの両方を兼ね備えています。内燃機関をベースにしているバイクと違い、Energicaは直接空気中に二酸化炭素や硫黄酸化物、窒素酸化物のような他の粒子状物質を放出しません。カリフォルニア大気資源委員会は、バイクは1マイルあたり10倍から20倍、乗用車、軽量のトラックやSUVに比べて汚染していると発表していることから、これはとても重要なことなのです。車と比べれば二酸化炭素の生成量は少ないですが、ほとんどのバイクは触媒コンバーターを搭載していないことから、窒素酸化物によるスモッグをもっと多く合成しているのです。

Energicaはまた、今では多くの場所でビールよりも高い値段で売られているガソリン燃料の節約も助けてくれます。電気自動車と比較すると、 Energicaの小さなバッテリーは様々な媒体が太陽光エネルギーの充電ステーションのために供給することを可能にします。そのような試みの1つはすでに日本企業の三洋が、東京での電気バイクのために行っています。三洋は”ソーラーパーキングロット”という、太陽光エネルギーから、一度に40台の電気バイクを充電することができる設備を設置しました。Energicaストリートバイクのために、いくつもの機関がそれと同じようなプロジェクトを行うことができそうです。

パワートレイン:

Energicaは100%電気ストリートバイクです。そのパワートレインは、PMAC同期モーターで構成されていて、最大136馬力までの電力の生成が可能な永久磁石が使われています。毎時 7.4wの電力を供給するリチウムポリマーバッテリーで支えられているこのエンジンは16kgmのトルクを出し、それによってバイクは最高速度時速220kmを達成することができるのです。

開発者たちによると、この電気バイクはおよそ150kmの走行が可能で、その効率性は95%近くだといいます。また、デジタルで多機能なLCDダッシュボードと100%革新的なLEDライトも搭載されています。ブレーキシステムはBremboフロントダブル伽理パーラジアルマウントと単一の固定されたキャリパーで構成されており、それ以外には直径.310mmのフロントダブルフローティングブレーキディスクと、直径.220mm のリアシングルブレーキディスクがついています。長さの調節が可能なMatris/Ohlinsのモノショック アブソーバーも、このストリートバイクには搭載されています。

利点:

この電気バイクは、今市場に流通しているような他のバイクのように、単なる代替エネルギーを使ったモデルとして設計されているだけではありません。むしろ、開発者達はこのバイクを売り込むことを可能にするために、高い技術とデザイン性に頼っているのです。 現在、およそ2億のバイクが、世界中の人達に使われています。 ストリートバイクは確実にそのユニークな性質で、そのような大きなマーケットに入り込むことができるでしょう。 私達の世界は技術に依存していて、バイク、特にEnergicaのような電気バイクは、はっきりとした自由な感覚をユーザーに感じさせてくれることでしょう。大型の乗り物が交通渋滞や、石油の禁輸、事故などで問題が起きる可能性がある一方で、電気バイクは確実に、日々の活動をユーザーが支障なく続けることができるようにしてくれるのです。

欠点:

ストリートバイクは普通のバイクよりも高価です。なので、ストリートで乗る必要性のために開発されたのですが、一般のユーザーが普通のバイクよりこちらを選ぶというのは難しい状態です。高価であるということは、豪華な乗り物の部類に入ってしまいます。  都市の電気バイクを充電するためのきちんとしたインフラが整っていないので、そのことによってもこのバイクを売り出しには制限がかかってしまっています。また、長距離を乗るバイカーには便利ではありません。 開発者たちによって主張されている、他の多くの事柄は、このバイクが実際に市場に流通してからのみ確認することができるのです。

価格と入手状況:

Energicaはまだ開発途中の段階です。価格や他の仕様は将来変わるかもしれません。CRPレーシングによると、価格は€15,000 ($20,578)から始まる範囲だとのこと。 CRPレーシングは現在、発売に先駆けて注文を受け付けています。€1,500 ($2,058)を払えば、1台予約することができます。

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