今回ご紹介するのは既存の自然地形にマッチさせた都市部における革新的なプランです。韓国のドンタン・イル市に計画され美しい景観が特徴的です。山や丘に谷などに加えて水も豊富に見ることができ、一から都市を作り出すには最適の環境です。土地自体は昔から使われてきましたが他の都市のように開発は進んでいませんでした。基本的に水辺に沿って開発が行われてきたのです。
影響
この土地に全く新しい世代の年を計画しています。土地自体があまり開発されていなかったことから、コスト面では安上がりです。新しい計画ではインフラを整備し都市生活を快適にした上で郊外へと開発を進めていきます。自然環境はそのまま守る方向性で、山や水源には手を加えず建設が行われます。そればかりでなく、より効率的な水資源の利用を計画しています。
つまり水路を使って娯楽施設やコミュニティーに活用していくことになるのです。農業にももちろん使いますし、公園も水周りに作られる事になります。こうして昔ながらの水辺に暮らして農業に水を有効利用していくという韓国の文化が引き継がれていくのです。さらに産業にも利用されます。
レイアウト
中心部には巨大な貯水施設があり、端に向かうにしたがって水路は細くなりそこに建物が建てられていきます。街の反対側には娯楽施設ができて映画館やバーが入ります。またコミュニティーセンターの近くにはアクティビティーセンター各種が作られます。水周りには基本的に緑豊かなレイアウトにし、水上公園には少人数を収容できる浮島も作られます。各浮島はそれぞれ距離を持って離れているのでプライバシーも確保されます。
デザイナーの紹介
このプロジェクトはデザイナーでアーティストのマリー・パクさんによってコンセプト化されました。都市開発の建築にまつわるノウハウは豊富に持っている彼女ですからこのようなエコな都市空間も考案できたのです。彼女にはエコ都市を作り出そうという情熱と技術面での洗練された能力も兼ね備えているのです。こうして自然のつくりを邪魔せずに環境とともに開発を進めていく見事な仕事が出来ているのです。パクさんはペンシルバニア大学の都市開発デザインの修士博士号を取得しています。これまでにもオランジェスタッド臨海公園、エレン・トレーシーショールーム、東アジアコミュニティーセンター、ラ・モダ・フレスカなどを手がけました。
