私達が知っているように・・・
世界が、従来の資源から、電力の生成をする効率的な代用資源を探しているこのとき、自分で電力をまかなう住宅は、建築家達が持続可能な将来のためにデザインを発展させたこともあって、少しずつ人気になってきています。そういった試みが、もっと人々の関心をひきつづける限り、未来は安全だ、という人もいます。こういった住宅は、大体は太陽光や風力のような再生可能資源によって電力がまかなわれています。建築家たちは、環境に対してできるだけ少ない悪影響をもたらすような材料を使いました。 これだけでなく、豪華さと快適さの両方を、住む人にもたらしてくれる、ユニークなデザインでもあるのです。
変わる必要性
しかしながら、ゼロエネルギーの住宅の開発プロセスは、必要以上にゆっくりです。ここ数年、世界中のあらゆる所にそのような住宅が何千軒も建てられたのは事実ですが、何十億もの人に持続可能な生活を提供するのに苦戦している世界においては、まだまだ少数。多くの人はまだホームレスなのです。なので、変化が必要です。
次は何か
1. ゼロハウス Specht Harpmanによる、未来の、自分で電力をまかなう住宅デザイン
何が新しいのか
ゼロハウスは、ニューヨークに拠点を置く建築事務所のSpecht Harpmanによって設計された未来の家です。この家には、持続可能な生活のための多くの革新的なデザインが入っています。 電気は太陽光パネルから作られ、家の下にあるコンポストシステムで、有機廃棄物がきれいな堆肥になるプロセスを助けます。また、最大２２００ガロンの水を貯めることができる貯水池もあります。 デザイナー達は、そのゼロハウスの建設にあたり、ほとんどを、クローズドセル（独立気泡）や、３層の断熱されたロー・イーヒートミラーグラスのような、環境にやさしい素材に頼っています。これらの素材は、外の熱から効率的な断熱を提供し、家の中から逃げる熱は最小限に抑えているのです。
どんな違いを生むのか
ゼロハウスは家族のための、持続可能な住宅として機能します。太陽光パネルで電力をまかなうので、環境に与える悪い影響は最小限にとどめることができます。また、このデザインの４箇所地面に接する、らせん状のアンカー基板システムを使うと、強い土台になるだけでなく、地球の表面への影響も最小限で済みます。従来の住宅とは違い、基礎工事のために精巧な掘削は不要です。
問題
これは、従来の電力資源にそれほど頼らない、ゼロエネルギーの住宅を設計することで持続可能なライフスタイルを助けたい建築家達にとって、素晴らしい例です。このデザインを実現化するのに、高いコスト以外にそれほど問題はありません。
2. ザ・ラストリゾート: 自分で電力をまかなう、浮かぶ家
何が新しいのか
ザ・ラストリゾートは水の上に建てることのできる、自分で電力をまかなう、浮かぶ家です。RAFAA Architecture & Designsによって開発された、この未来的な移動式住宅は、寝台、リビングスペース、キッチン、バスルームと２つのベッドルームがついています。 最近、ドイツのInternationale Bauausstellungが主催した国際的な建築デザインコンペで勝利しました。スライディングパネルを使い、もっとプライバシーが欲しいときに分離されることができる、６つのベッドがあります。ザ･ラストリゾートのための電気は、屋根についている太陽光パネルで生成されます。また、正面の垂直なブラインドは家の日よけとなり、更にプライバシーシステムでもあります。
どんな違いを生み出すのか
浮かぶ家は、休暇の間、個人が使ったり、または多くの大規模なホテルが、ゲストに環境にやさしいサービスを提供したりするときに、エコなウォーターリゾートとして使うことができます。また、大きな湖や川の近くに住んでいる人たちの、未来の家として考えることもできます。自分で電気を生成するので、従来の資源から生成される電力を必要とせず、気候変動との戦いに役立つことでしょう。
問題
ザ・ラストリゾートは一般的な住宅としての役割を果たすことができません。コストが高く、ツアーや休暇でなければ一生水上生活を送ろうという人はそれほど多くありません。それでも、他の目的に使うことができるでしょう。
3. ゼロエネルギー Lumenhausの自分で電力を生成する家
何が新しいのか
ヴァージニア工科大学が設計したLumenhausは、電気の供給に電気グリッドに依存しない、未来のコンセプトの家です。その家は、自然の再生可能エネルギー資源の助けで、自分で電気を生成します。 このために、双方向の太陽光電池が屋根に使われています。 従来の太陽光電池よりもエネルギーを１５％多く生成します。ヴァージニア工科大はまた、Lumenhausの開発で、革新的なEclipse Systemと協力しています。高度な天候監視システムの助けで、日よけシステムが自動に開閉します。 また、エアロゲルで、高度な断熱も提供しています。
どんな違いを生むのか
８００平方スクエアで、１つのベッドルームを有するLumenhausは、１つの家庭に持続可能な生活を提供します。電気グリッドに依存するのは終わりになるでしょう。様々な機器は、スマートフォンでスイッチを入れたり切ったりして完全にコントロールできます。 他の機能は、生活排水の再利用、雨水の集水、輻射熱の床、革新的なホームマネージメントシステムで、高度なLED照明が、持続可能な生活を手伝ってくれます。
問題
デザインに関して、そうたくさん問題はありませんが、これはまだ概念だけなので、実際にそのような家を現実化するには何年もかかるかもしれません。また、 Lumenhaus建設に掛かる概算費用は発表されていません。
