ecofriend.com

イスタンブールに出来た災害対策教育センター

自然災害の破壊力はたびたび人類の技術進歩をあざ笑うかのように、自然の前に人類は無力だということを知らしめてきます。そして自然に対する甘い考えで準備を怠る時にはその被害規模は大きくなります。災害が起きるかどうかは人類の手には負えませんが、しっかりと備えをしておけば被害を最小限にとどめることが出来ます。トルコの最初の災害回避教育センターはこれを実現するための最初のステップで、最近のトルコ地震での被害をふまえてのものです。

自然的なデザイン

センターのデザインは世界中からこのために行われたコンテストに寄せられたアイデアから選ばれました。優勝したクロアチアの会社ラディオニカ建設は個性を強調し周辺の高層ビルと対照的なコントラストを作り出しています。

公園や木のある中庭が真ん中にありその周りにセンターが建てられます。自然と一体化した感覚をもたらしてくれる公園には湖に高い噴水も付いています。この噴水はこのセンターの象徴的な役割も果たします。

再生エネルギーの強調

伝統と近代化と科学の調和がテーマです。屋根は伝統的なドーム状になっており、そこに太陽電池パネルが付いています。さらに地熱発電によって冷暖房施設をまかなっています。このデザインによって自然光を建物内にいっぱい取り込むことができ、電気代を節約しますが温度が上昇しすぎないようにバリケードの位置にも工夫が見られます。この機能で省エネ機能が倍増しているのです。

採用技術

このビルの作りは自然災害にも耐えられるように技術が適用されています。災害シミュレーションシステムによって地震や津波災害の時の身の振り方を学ぶことが出来、あわてず的確な行動が取れるようにトレーニングを受けることが出来ます。天災が増えている昨今には欠かせない施設です。

Today's Top Articles:

Scroll to Top