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RAWdesign社のShift 20*20プレハブ住居ビルコンセプト

カナダのトロントを拠点にするRAWdesign建設事務所のプロジェクト、Shift 20*20 Prefab Residentialの建設コンセプトは、持続可能であり経済的に有益な建設コンセプトを使って都市景観を一変することを目標にしたユニークで新しい取り組みです。トロントのカレッジストリートに建つ6階建て都市型住居ビルのために提案されたコンセプトは自己機能型プレハブ住戸であり、厳しい建築基準の制限が障壁となっている敷地や厄介で複雑な市の条例によって伝統的な建築構造が高額になってしまう敷地に建設することができます。また、用地に近接する既存の建築物からの圧力によって開発不可となっている都市部の敷地も対象としており、SHIFTのコンセプトは現存するやっかいな都市部の用地の利用法や居住そして再開発の範囲をより容易に拡大します。

Prefab 20*20 - Shift

SHIFTコンセプトを提案した幅7メートル奥行き60メートルの敷地はトロントのケンジントンマーケットの中心に位置しており、この用地に付いて回る建設上の問題のために造成者たちは手を付けずにいました。しかし、SHIFTコンセプトは住居用建物に求められる共用面積を犠牲にすることなく、この場所に住宅を建造しようとしています。変則的に配置するモジュラー式居住空間同士の循環を促すように建物全体に準私的空間と共用空間を配置することを提案しています。また、この土地の限られた間口に対応するために各モジュラー式住居は縦方向の下地材を利用して取り付けます。

差し込み式プレハブモジュールと廊下はこの建物の電気設備や機械設備の供給元として利用し、中央の骨組みは構造や基本的設備をまかないます。本館の後方には他と同様のプレハブ技術によって作った特別ユニットを主要公共サービスの供給所として配置します。入居者は居室の配置を決定する自由を持つ上に再生素材の使用や雨水収集の利用を選択することができるため、この建物をより持続可能なものにしています。

Via: Architizer

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