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ベスト・オブ・2011: 環境にやさしいコンセプトの携帯電話

携帯電話は、私たちのコミュニケーションのとり方に革命を起こしました。技術が飛躍的な進歩を遂げたことで、声だけではなく、メッセージ文、写真やビデオといった手段によるコミュニケーションができる、スタイリッシュで優れた携帯電話がエンジニアたちによって作られてきました。さらには、人々が自身の炭素排出を削減できるように、デザイナーたちは携帯電話に環境への配慮を加えています。スタイリッシュさを保ちながらも環境にやさしい次世代の携帯電話をいくつか見てみましょう。

1. i ロール・セルフォン・コンセプト

i Roll cellphone concept:

人々が鳩を使ってメッセージを送っていた時代を思い出してください。今日、あるデザイナーが伝統から着想を得て、巻物のように実際に巻くことのできる携帯電話を考案しました。Sudhanwa Chavanによってデザインされたi ロール・フォーンは、しまうことのできる省エネルギーのOLEDディスプレイを搭載しています。タッチ画面は携帯電話に必要な機能を全て備えていて、使用しない際には筒状に巻くことができます。ブルートゥース機能も搭載していて、通話のためのヘッドセットも付属しています。ペンより少し大きいくらいのサイズのこの電話は、スペースをとらずにポケットの中に入れて気楽に持ち運ぶことができます。電池状態を示すために、筒部分は色の変化を表示します。また、i ロールは、360度回転できる回転カメラが付いていて、膨大な容量のメモリースティックと共に、3Gサービスと同期しています。

2. ノキアの未来的人形携帯電話

Futuristic HumanForm Cellphone from Nokia:

携帯電話製造でトップを走るノキアは、「ジェム(Gem)」と呼ばれる最新の携帯電話コンセプトを公開しました。ノキア・リサーチ・センターの25周年を祝して公開されたこの電話コンセプトは、人間の体の柔軟性から着想を得ました。まだ何も知らなかったみなさんも、この涙型の電話の機能にきっと驚くはずです。ナノテクノロジーとヒューマンフォームコンセプトのハードウェアで、この電話は、通常の携帯電話の機能に加えて、画像のズームのため曲げたり捻ったりすることができます。これだけではなく、心地よい通話のため、ユーザーの耳と頭の形に合わせて形を変えることができるのです。もしこのコンセプトが実現すれば、ユーザーは自分が見ている画像を、「感じる」ことができると言うのです。例えば、岩の写真を見ている時は、そのごつごつした隆起を感じることができます。このようなことは、「電気触覚」ディスプレイを使用すれば可能になります。

3. 透明OLEDディスプレイのソーラーパワー携帯電話

Solar powered cell phone concept with a transparent OLED display:

ソーラーパワー携帯電話は新しいコンセプトではありませんが、この電話はそのクールなデザインゆえ、注目する価値があります。「サイン」というこの携帯電話を考案したのは、ジョゼフ・K・リーです。表面はまっさらですが、実は透明OLED技術を使用したスクリーンが隠されています。背面にはソーラーパネルが搭載されていて、日光を集めてバッテリーを80%まで充電します。キーパッドにも透明OLED技術が活用されていて、ユーザーは触ることでキーパッドを作動させることができ、番号やアイコン、文章が現れるのです。

4. ソーラーパワー携帯電話・コンセプト

Concept solar powered cellphone:

新しいソーラーパワー携帯電話がまた一つ、グルジアのデザイナー、ヤナ・モスカレンコによって考案されました。なめらかでゴージャスなこの携帯電話は、黒と青の二色があります。他の同種の電話との違いは、通常内部に見られるスペックが分かるというユニークな点です。しかし、2000ドルというその価格の高さに、購入者は思いとどまってしまうかもしれません。内部メモリーは拡張可能な45MBで、200時間の連続待ち受け時間、1時間の音楽ランタイムが可能です。240 x 320の解像度のTFT ディスプレイで、17,000,000色の色彩設計になっています。

5. チョン・ウチェのエコ・スピン

Eco Spin by Jung-woo Choi:

デザイナーのチョン・ウチェは、二つの電池を搭載するデュアル・バッテリーモードを活用した「エコ・スピン」を考案しました。ユーザーは、ハイエンドのアプリやその他頻繁に使用するビジネスタイプ機能の「ブラック・クラック」を使用することができます。またユーザーは、メッセージや通話の際は、エネルギー消費を抑えるローエンドのためのメタル電池を使用することもできます。この二つのユーザー・インターフェースを使い分けることで、電池の寿命をかなり延長することができます。円状のボタンを押して回すことで、充電ができます。

6. 折り紙・携帯電話デザイン

Fully Functional Paper Origami Cellphone Design:

日本の芸術、折り紙から着想を得て、チェンユアン・ウェイは、紙でできた使い捨て携帯電話という新しいコンセプトを考案しました。携帯電話の製造に使用される材料の多さに不満を持ち、ウェイはシンプルな折り紙送受話器を作りました。元々は平らで、ユーザーが電話を受ける時に表面が起き上がって立体的になります。使用しなくなった時には、簡単に捨てることができます。

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