可能性
天然素材を使用して新しいカタチでの生活スタイルを作り上げることが必要になってきている時代です。ありがたいことに天然素材はなくなることの無いものもあり、化石燃料のように再生に何億年とかかるこのような資源ではなく、無限にある資源に目を向ける必要があります。
太陽光は、時間と予算をつぎ込む価値のある可能性を秘めています。枯渇することもなくクリーンな資源ですので、汚染もなく環境にもやさしいのです。現在の技術でも太陽光を利用して住居や工場の電力用として使用できるまでになっています。
近代技術は太陽電池パネルによって太陽光を電力に変換でき、パネルは通常屋根に取り付けられます。これによって水や部屋を温めたり、冷房にも使用できます。大気から水分を取り出して空気を冷やすというものです。一方、温度集中システムは摂氏３０００度までの高温を作り出すこともでき産業用に使用することもできます。
素晴らしい点は、エネルギーの無駄が無いことです。送電システムに貯蔵しておき後で使うことができるのです。それだけでなくパワーメーターも巻き戻すことができるので電気代の節約にもなります。
変更の必要な点
問題点もあるのは事実で、ソーラーパネルの値段の高さがそれです。しかもパネルはガラスや半導体を使用するので、定期的なメンテナンスと交換が必要になるのです。修理も専門家に依頼する必要があります。
一枚では足りないので、たくさんのパネルを必要としそのためスペースも必要です。嵐などの荒い天候が起きる地域では壊れやすいでしょうから修理代も高くつきます。小さめの家ではバッテリーを取り付ける場所を確保するのも大変です。
パネルやバッテリーを廃棄する際には有害物質が混ざっているので注意が必要です。もっともバッテリーは９８％リサイクルできますからそれほど問題ではありませんが。
このような問題は、技術の発達とともに解決することができます。現在研究者はさらに小型で発電機能の優れた製品を開発しています。
次世代製品
１．ソーラーブラインド
新しい点
ビンセント・ガーキンスは夜間でも電力を室内に使える新しいコンセプトを考案しました。太陽光を吸収し照明に代えるベネチアン・ブラインドがそれです。変換機でコンピューターや電子機器も使用できます。
効果
ブラインドの羽根部分が太陽の動きに合わせて太陽エネルギーを最大限取り込み、電力に変えて電球に使用します。こうすることで一般電力の使用を抑えて電気代を大きく節約できます。
２．ロジテック・ソーラーキーボード
新しい点
コンピューター機器メーカー、ロジテックが開発したワイヤレス太陽電池式キーボードです。２つのソーラーパネルがキーボード上部に取り付けられ、タイプしながら充電をすることができます。電池残量も示されて、太陽でなく蛍光灯の明かりでも十分充電できるのはユニークです。
効果
自然に充電が済み、ＰＶＣフリーのシャーシに加えて１００％リサイクル可能な包装も特徴的です。
３．ソーラープリント
新しい点
アイルランドの会社、ソーラープリントは最新の太陽電池技術を開発し、どのようなエネルギー資源からでも照明に使用できるように変換を可能にしました。この技術でワイヤレスセンサーや電池を使用でき、寿命が限られているセンサーにとって、この技術が果たす役割は多大です。
効果
多くの近代機器はワイヤレスセンサーが内蔵されています。ソーラープリントの技術により電池での使用を可能にし、ワイヤレスセンサーネットワークが構築されれば照明やヒーターをコントロールすることも出来るようになります。
