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リサイクル紙梱包で建てた実験用ビル

紙はこれまでリサイクルされて家具や、文房具、壁紙そしてジュエリーにも変身してきました。さらにレンガ状にして暖炉用にも使われてきましたが建築の分野には利用されてきませんでしたが、今回のドイツ、ベルリンに本拠を置くドラッツ&ドラッツ建築のプロジェクトは550以上ものリサイクル梱包をつかって2045平方フィートにおよぶ一時的ビルを製作しました。

デザイナー、ダン&ベン・ドラッツが考案しエッセンにあるゾルベレンデザイン学校のために作られました。$200000の奨励金が下りて旧鉱山のユネスコ歴史の地に建てられました。

このことで、建物は軽量でグリーンであることが必要になってきます。エコフレンドリーで全世界基準の建築様式であるうえに、強風や豪雨などにも耐えうる必要があります。素材は所詮紙ですからレンガや木材に比べて強度が心配されましたが、デザイナーは全く問題なく建築素材として必要な機能を兼ね備えていると自信を持っています。

今回のこのアイデアは全くの偶然であったということです。デザイナーの兄弟がリサイクルセンターを訪れた際に目にした再生紙の様子が目に付いて離れなかったというのです。詳しく調べたところ2人はしっかりと圧縮された紙梱包は壁用素材として屋根をも支える強度を持つことができると発見しました。ユニークな素材は地元の食品屋から仕入れました。こうしてリサイクル・圧縮された分厚い紙製建築素材が出来上がったのです。

一定の形式で積み重なった際には断熱効果抜群の壁素材となり、雨を吸い込んで濡れても太陽が昇ると驚くほど早く乾いていきます。現在のところ簡単に高さ100フィートまでは積み重ねられますが、本格的な建築物に使用するにはもっと高さが必要です。見た目のきれいさも必要になってきますが、これはリサイクル段階で染色したりビルの完成後に塗装すれば大丈夫でしょう。

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