ルーウォーデンハウスプロジェクトはポルトガルの会社ＯＯＤＡとスペインのＯＯＩＩＯ建築によってデザインされて、普通は離して考えられる都市部と田舎暮らしの共存を目指しています。開発の進む世界中で緑は高層ビルに取って代わってしまっています。これを変えようというのが今回のプロジェクトの概要です。ハスの葉に乗っているようなコンセプトの建築物は継続利用可能で天然素材を利用しているほか、再生エネルギーを住民に適用することも実現しています。
詳細
オランダのフリースランド地域の自然の地形からヒントを得ていて、ハスの歯と都市部の機能を一体化させることをコンセプトにしています。住居も様々なタイプが提案されており平屋の住居の他にもアパートも用意されています。マリーナ・アパートは購入者の予算やライフスタイルに応じて３種類用意されていて、アパートメントタワーも同様です。平屋の住居に関しては８種類もあります。第一段階は１００軒を建築し、残りの３８５件は徐々に立てられていく予定です。
公共スペースとスポーツ施設などを考慮されて建築場所が選ばれており、緑が豊かな点が特長です。加えて、居住地域内を流れる運河や周辺小島が水に浮かぶハスの葉のような雰囲気を醸し出しています。運河はルーウォーデン川から水を引いてきて共用農業用地も天然自然と都会の共存を象徴しています。自動車用道路の他に、自転車専用レーンも用意されておりエコフレンドリー移動システムに加えてエクササイズ機能も兼ね備えています。
エコロジカル性
このプロジェクトは風力発電とソーラー発電、地熱発電によって電気供給を自給自足できるように目指しています。再生可能エネルギーの使用で環境へのダメージを減らそうというものです。風力発電によって作られた電気は電力タワーによってあらゆる場所に利用され、なかには太陽電池パネルを設置しているところもあります。これほどまでに太陽電池をしっかりと機能させている例は珍しく、代替エネルギーというよりは堂々とメイン電力として使えています。地熱エネルギーも進化が進んでいて、その他の発電方法と合わせて必要なエネルギーの供給に見事に対応しています。
緑を豊かにするということは周辺環境をきれいにするということになり、水をリサイクルすることは水源を考慮するということになります。いまや再生可能エネルギーはなくてはならないものになっています。今回のこのプロジェクトは、ほぼ不可能と見られていた都市部機能とグリーンの共存をみごとに現実的な形で体現しています。
