建築家の多くはデザインのインスピレーションを天然自然から得ることが多く、２人のデザイナーは植物を研究してそこから素晴らしいビルを作り出しました。ロレーン・ファウレとツイ・キヌガサはファーマーズ・マーケットコンクールにおいて３位を受賞しましたが、そのデザインは都市部における農業をテーマにしたビールホップファーム・マーケットと呼ばれるものです。
デザインは歴史的なハイランドスクエア地域のスペースを利用したコンセプトで、メインエントランスは最高のロケーションであるデンバー市内の西３２アベニューにあって、近辺にあるコロラド・会議センターでアメリカ・ビールフェスティバルが行われます。
その他のこのビルのテーマにはウェスト・ハイランドの地元においての年間を通しての特徴を、ホップファーミングとビール作りを含んで表現していこうとするものです。さまざまな才能を表現できるようにと、コミュニティー・イベントの催せる専用エリアがあり、アートや音楽が披露されるだけでなくグッズ販売ができるスペースも用意されています。
ビルの構造は自然のホップの様子に基づいています。ホップはビールの主原料で、フレーバーを加えるだけでなく安定剤としての役割も果たしています。インテリアに関しては細心の注意が払われていて、活気あふれるガーデンが内側にあります。ホップはポールに栽培されていてインテリアにはグリーンが緑が豊かにあふれています。調整可能なゴミ箱システムも自然界でのホップの様子を観察した結果生まれました。
この他にも建物のなかの多くは自然からヒントを得ています。透明な折りたたみ可能ＰＶＣ屋根はコンデンサとしての役割を果たし、水を再利用してビール工場やホップファームへの水やりに使います。この軽量設備は基本的にシンプルでメンテナンスにもコストがかかりません。
植物と同じ形をしている折りたたみ式屋根は熱交換をできるだけ多く行えるように表面部分を最大限利用し、夜間に熱を放出して水蒸気化を助けて、雨水を集めてビール工場用に再利用しています。
