環境問題においては、より環境に優しい未来のためにまず自宅における努力が必要です。しかし、私たちはそのためにインフラを有効に利用しているでしょうか？その応えはおそらくほとんどノーでしょう。この新しい都市計画は、もしそれが採用されれば、未だかつて無いほど環境に優しいものになるはずです。バレー・イフェクト（Valley Effect）と名付けられたこの新しい計画は、二酸化炭素収支ゼロのエコシステム開発を約束するものです。この計画では、テラス状の都市型農場のタワーを相互に繋げて、都市にコンパクトな自然な渓谷（バレー）を作り、環境への優しさを生み出します。
自然への配慮を怠り続けた上の豊かな生活、居住スペースはより狭くなる状態を見て、デザイナーたちは、コンパクトな都市部の土地に最大のオープンスペースを作る建物を設計しました。各部屋には、50平方フィート以上の庭がついています。スライド式のブリーズ・ソレイユ（建物自体に組み込まれた日よけ装置）も、小さな植物の栽培用に使われます。これにより住民は植物や果物を自給することができます。古くからある農業の魅力を取り戻すことになるでしょう。
また、再生可能エネルギー発電の計画もあります。建物は自然の渓谷効果を生み出し、風力タービンの出力を最大にするように配置されます。また、全ての建物の外壁には4800枚以上のソーラーパネルが取り付けられ、日よけシステムには光ファイバーの日光収集装置が取り付けられます。これらの装置により、それぞれのブロックが121％の余剰電力を発電することができ、水の消費量はわずか45％ほどになります。さらに、各部屋にはエアロバイクが設置され、そこで発電した電力は新しいプラグ・アウト・システムにより送電系統に送られます。
Via: Strawn.Sierralta