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自力で動く救難甲虫が開発される

自然災害の後、被災者たちは虫の存在を再確認するでしょう。虫に命を救われるかもしれないからです。科学者たちは、レスキューチームによる被災者捜索を支援する素晴らしいマイクロ技術を発表しました。地震や津波といった自然災害が起こった後、人々が地下や倒壊した建物に閉じ込められることがあります。そうした被災地は非常に不安定で、レスキュー隊も生命の危機にさらされます。そんなときに役立つのが生存者を捜す特別な甲虫なのです。

Rescue beetle

専門家たちは、小さな甲虫の背面に小さなセンサーを取り付け、偵察のために飛ばす方法を発見しました。センサーはマイクやカメラ、ガス探知センサーにもなります。これらの小さなセンサーはバッテリーが不要です。バッテリーの代わりに、エネルギーを変換する特別な機器から自然の方法で電源を供給するのです。

薄いフィルム状の太陽電池が太陽光を電気に変換するシステムに取り付けられています。この甲虫による捜索は、暗いところでの使用を目的としているので、これが唯一の電源ではありません。別のエネルギー変換器がシステムに組み込まれており、常に動力がある状態を維持します。熱電気発電機により甲虫の体温を、動体発電機により甲虫の羽の動きをそれぞれ電気に変換します。コガネムシの羽の動きから発電する技術をミシガン大学のチームが開発しました。

科学者たちは、システム障害の心配なくシステムを取り付けた甲虫を暗闇に飛ばし、生存者を捜すことができるのです。甲虫の手付近に取り付けるマイクロ・コントローラーで、センサーから受信する情報を処理します。

Khalil Najafi教授は、敵地を偵察して機密情報を収集する軍事用途としても昆虫が使えると確信しており、来年新しい技術の試験を始め、マイクロ技術の真価が理解されることを願っています。現在チームはこの技術の特許を検討しており、また科学分野の発展に寄与する投資家を募っています。

 

Via: The Sun

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