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フューチャー・エナジー・ソリューションズ社がアプリケーション試験用のエネルギー回収システムを開発

発電装置に再生可能エネルギー利用するのはまことに結構なことですが、しかし、現行のシステムでは、日光や風はそれほど利用できず、また、余剰エネルギーを将来の利用に備えて適切に貯蔵することもできないというのが周知の事実です。このことが原因で、世界の大半が再生可能エネルギーへの切り替えができずにいます。設計技師が、回収されたエネルギーを電化製品への電力供給に利用することの実現可能性を正しく判断できるようにしようと、フューチャー・エナジー・ソリューションズ社は、回収されたエネルギーの、その獲得時から変換および貯蔵までの流れを表示するソフトウェアを含む開発システムを発表しました。

energy harvesting platform

エネルギーの流れがリアルタイムで表示されるため、このシステムは、設計技師が、再生可能エネルギーや振動や電波のようなその他のエネルギー源を用いた自分たちの創作物を試験するのに大いに役立つことでしょう。これによって時間と金の節約になり、また、試行錯誤を減らすのにも役立つでしょう。

このシステムには、制御・測定用マザーボードに接続された5つのモジュールが含まれます。プラットフォームは、電力変換モジュールを通してスーパーキャパシタ蓄電モジュールに給電する太陽光パネルモジュールからできています。スーパーキャパシタは同様に、他の電力変換モジュールを通してアプリケーションに電力を供給します。

この開発システムは、それぞれのモジュールを取り外したり置き換えたりすることが可能なので、設計技師はさまざまなエネルギー源を試してみることができます。そのうえ、スーパーキャパシタは電池パックに置き換えることもできます。利用者は、制御モジュールを用いて、希望する場所で、エネルギーの獲得および貯蔵を追跡し、記録することが可能になります。さらに、利用者は、スーパーキャパシタの充電にかかる時間を確かめるために、各モジュールを単独で切り替えることもできます。

フューチャー・エナジー・ソリューションズ社の開発システムを用いれば、新たな装置や電化製品の開発に携わる技師は、回収されたエネルギーを利用した自分たちの発明品を、現実の、リアルタイムの状況の中で試験することができます。これは、コストの削減に役立つばかりではなく、設計技師が、自分たちの装置を微調整して欠点を取り除くことをも可能にするでしょう。

出典: Electropages

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