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ブラックホールリサーチセンター:リアルタイムの宇宙を基にサステナブルなコンセプト

光さえももれない、時空の概念としてのブラックホールは、科学者や天文ファンの間で長い間の謎とされてきましたが、このたびこの天文学上のミステリーの魅力が、触知できる構造を伴うシンボリックな構造として概念化されました。お気づきの通り、これはブラックホールリサーチセンターのことです。これを構想できたのはマイケル・ジャントゼン氏を置いてはいませんでした。

The Black Hole Research Center

デザイナーによれば、コンセプト化された提案は、巨大なソーラー電力を使う構造体で、砂漠の真ん中に建造する予定です。この建物は、名前が示す通り、ブラックホールと同じように、現在までに利用できるあらゆるモダンな施設を吸収しています。どのあたりが宇宙をシンボルとしているかというと、視覚的に螺旋状銀河の真ん中にある大きなブラックホールに着想を得ているところです。

この場合、螺旋の屋根の中央に設置した、暗いソーラーパネルが大きく螺旋形に配置されて「空間の不可知性」を具体化しています。このサステナブルなインスタレーションは、研究所全体のクリーンで再生可能な電力算出のコアシステムとして働きます。グリーン技術の利点は、電力算出だけでなく、巨大建築の様々な構造的属性の中に示されています。

例えば、このデザイナーは、大容量スペース内の自然な照明のためにパッシブな建造技術を使うことを検討しました。これは、目立つほど暗くしたソーラーパネルの配列を、小さな開口部の屋根の高さから少し持ち上げることです。このユニークな特徴は、建築では「クリアストーリー」として知られているものです。クリアストーリは代わりに、自然光をビル内にはるかに高いところから入れることができ、そのために室内の照明の拡張と拡散を促進します。

高くされた開口部は、換気の役割もあり、特に暖かい空気は上にあがってそこから出てきます (砂漠の奥地では重要な特性です)。クロスの換気 (とアクセントのある照明)については、この施設は多くの色付きガラスドアや窓で飾られています。

堅牢な構造特性を実現するため、グリーン技術が再び全体のコンセプトのコアなテーマとして使われています。デザイナーによれば、このプロジェクトに使われた建材は全て軽量でエコフレンドリーなコンクリート複合材でできています。これは実際には、不測的にプランが増大した場合のサポートに役立ち、さらに空間的なゾーニングで補われます。例えば、オフィスやラボは、拡張された「翼」に設置され、その半分が最低2階建てになる予定です。中枢のアトリウムの部分には、アクティブディスプレーと施設内の様々な研究成果のアップデートとして、大画面LEDディスプレー(ソーラーエネルギー使用)を設置します。

最後にほとんど詩的な側面に戻ると、デザイナーはリアルタイムのブラックホールの構造的な具現化として自身のコンセプトを構想しました。光を吸収するブラックホールと同じく、雄大なソーラーパネルの配列は光を吸収し、利用可能なサステナブルなエネルギーの最終形態に転換します。つまり最終的に、芸術的なシンボルの確立とカーボンフットプリントの削減という、2つの目的を達したことになるのです。

提供:[Micheal Jantzen]

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