ecofriend.com

Greenletの技術で電力消費をリモートコントロール

イスラエルの新企業、Greenlet Technologiesは、家庭の電化製品が消費した電力の遠隔モニタリングと操作を可能にするシンプルなデバイスを考案しました。この製品は壁付けソケットのようなデバイスにつなぎます。このデバイスはローカルルーター経由で電力ユーティリティーからインターネットに接続できます。この新しいイノベーティブな技術を、同社は特許申請しています。

Greenlet Power Socket

この技術によって、電力ユーティリティーで、Greenlet Technologiesが配布するコンピュータプログラムを使う送電エリアの電力消費をモニタリングできます。配電システム内で電力需要が伸びると、ユーティリティは遠隔シグナルを送って、しばらく電化製品を切ります。需要のピークが過ぎれば、電化製品がまたつきます。さらに、携帯電話へメールが届き、電化製品を付けておきたければ、スイッチオフの命令を取り消すこともできます。

このGreenlet電力ソケットは、取り付けも簡単で、エアコン、温水器、乾燥機、電気オーブンのような集中的な電化製品に使われます。これらの電化製品のほとんどは、短時間電力を切られた程度では調子が悪くなりません。この遠隔アクセスを許可するインセンティブとして、家主はピーク需要期間の負荷を1kWH減らすごとに1ドルの光熱費の払い戻しを受けることができます。これで、電源オフの回数と期間によって、月に20から30ドルを節約することができます。

Greenletは、イスラエルが電力不足に直面した2010年の夏に、当初150世帯、その後3000世帯を網羅したパイロットプログラムに参加しました。Greenletは、 Austin Power, California PG&E, Citizens Utility Board, Chicago、その他名前がでていない東海岸など米国のいくつかの公益サービス企業と提携しています。

過去には、需要が急増した時には、追加の発電所を建設することで対応していました。このオプションは、環境的な要因で申請がおりにくいために光熱費が上がり難しくなっていくことが難点でした。スマートメーターとスマートグリッドは、世界のあらゆるところで配備され、電力のユーザーと公益サービス企業の間で双方向型コミュニケーションができ、ピークの電力マネジメントを可能にします。ピーク需要が10%減らせるだけで米国で新しい発電所を建設するコスト80億ドルから200億ドル(7000億円から3兆円)が削減できます。Greenletは、低コストで設置することができ、家庭の電力需要を管理するのには有益な可能性があります。

出典:Israel21c

Today's Top Articles:

Scroll to Top