近年、ファッション業界はリサイクル素材から作られた、比類のない、信じられないようなドレスの片鱗を私たちに見せることによって、デザイナーウェアの新しい意味を与えてきました。サイクルチューブ、ネクタイ、シャツから雑誌や新聞まで、考え付く全てのアイテムがこういったドレスの原材料として使われてきたのです。 こういった信じられないようなドレスは、確実にファッション業界を揺さぶり、リサイクルのがらくたから作られたユニークなドレスで業界を彩っています。
生きたフローラル・ドレス
リサイクルされた自転車のチューブと、ウールから作られたこのびっくりするような、信じられないドレスは、ファッションデザイナーのMattijs van Bergen氏と風景画家のAnouk Vogel氏の発案によるチームによる作品です。このドレスは、水を入れることができる、無数の“花瓶”ゆえに、スモッキング（幾何学模様のようなひだ）のような表面があります。この美しいフローラルドレスはアムステルダムで２０１０年９月１１日にARCAMの一部として展示されました。
雑誌から作られた、びっくりするような服
これは、自分たちのクリエイティブな才能を惜しげもなく使った３人のデザイナー、Ayumi Morita氏、Grace Insogna氏、Hoi Li氏によって一緒に作られた５着のドレスのうちの１つ。これらのエレガントでトレンディーなドレスは、ELLE、Harper’s Bazaar、 Wonderland、Vanity Fairによって寄付された古雑誌から作られています。これらのドレスは、デザイナー・ページのイベント、ラッピング・プロジェクト、アールズコートフェスティバル２０１１から、ロンドンのワッピング水力発電所まで、幅広いイベントで主役になりました。
エンビロサックスのバッグでできたドレス
楽しくて、ちょっとチャラチャラしていて、スタイリッシュなこのドレスは、バッグのメーカーとデザイナーAmit Ayalon氏の発案によるもの。 ジャケット、ビクトリア朝のコルセット、バックスクロールピース、バッセル（スカートを膨らませる枠）とスカートで成り立っているこのクチュールは、エンビロサックスの再利用できる袋から作られています。 色と柄の華麗な不協和音を持つこのドレスは、サンダンス・フィルムフェスティバルでお披露目されました。
Gary Harvey氏によるリサイクルドレス
Gary Harvey氏は、エコなデザイナーウェアでよく知られたデザイナーの一人。古いランドリーバッグや捨てられたジーンズ、古くて黒いロゴのＴシャツ、使い古しのナイロン製の野球のジャケット、新聞紙、着古されたトレンチコート、古いアーミージャケット、アロハシャツ、 ボトルトップやダンボールを使い、彼はこういった着古された服をアップサイクル（リサイクルとアップが混ざった言葉で、古いものをリメイクしてよみがえらせること）し、そういったものに新しい定義をもたらしました。
