日々の交通渋滞、積み重なる汚染は、私たちが毎日外で目にするものですよね。多くの人々は、自家用車をもっていないのであれば、歩道で待ち続けたりタクシーを呼んだりせねばなりません。この状況を解決するカギは、効率的な公共交通システムです。ここで、ATS ULTraを見てみましょう。
個人の迅速な交通システムとして、ULTraが今ロンドンの街中を駆け巡っています。マーティン・ローソン率いるこのプロジェクトでは、コンクリートのさくの中を、ゴムタイヤの乗り物が走っています。内部の地図が乗り物を行き先に導いているので、乗り換えの必要はありません。
ULTraは電池で稼動しているのでトラックの充電の必要はなく、駅でひとりでに充電される仕組みとなっています。それぞれ大人4人が乗れるようになっていて、500kgの重量まで支えることができ、車椅子、荷物、ショッピングカートを乗せることもできます。2キロワットの電池パックは、乗り物の8％の重さを加算しています。
ロンドンのヒースロー空港の5番ターミナルでは、ULTraが有効活用されていて、2.4マイル(約3.8km)間乗客を運びます。ビジネス乗客の駐車場にもトラックは伸びているので、半分のエネルギーしか使わないこのサービスは、過去に使われていたバスに代わり活用されています。
Via: Behance
