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エコ建築のためのエコ材料

石膏や木材といった従来使われてきたスタンダードな建築材は、その自然に与える悪影響から、時代遅れで望ましくないものになってきています。それらに代わって、大切な地球環境を守る「エコ」革命を支える、より環境に優しくリサイクル可能な材質が現れています。リサイクルされた変わったがらくたたちが、世界中のエンジニアや建築家からの支持を得て、世界中で丈夫で環境に優しい建造物を建てるためにどのように使用されているかを見ると、実に感心するものです。

リサイクル材料

 

1. ペットボトル- ジャスミン・ジマーマンは、最も捨てられてる材料であるペットボトルを芸術的に使用して、屋根を解放したエコな家をつくりました。材質上もろいですが、この家はリサイクル材料の使用を促進する芸術的シンボルとなっています。

2. 輸送コンテナ– テキサス州の建築家ジム・ポティートは、40フィート(約12m)の輸送コンテナを使用して、遊び場、ゲストハウスそして庭が一体となった建物を建てました。この建物には、電柱、バイオトイレ、竹のフローリング、植物を植えた屋根、ガラスでできたドアや窓が使われています。大きなガラスのドアや窓によって十分な日光が建物に射すため、エネルギー消費を減らすこともできるのです。

3. リサイクル・スチール– ジェニファー・セイガルによるシートレイン・ハウスは、環境に優しい材料を使用して、、美しく耐性のある家を建築した一例です。現代生活を心地よく送るためのベーシックなアメニティを全て備えているこの家は、、不要になった保管用コンテナやスチールで作られています。穀物トレーラーは鯉の池やラッププールに生まれ変わり、居住者に楽しみを提供しています。

4. リサイクル・タイヤ– 革新的な創作が、建築家・発明家のエイダン・クインによってつくられました。彼は、水や風力タービンを熱するためのソーラーパネル付き屋根のあるエコポッド・ハウスを考案しました。この家には、雨水利用システムや、無臭のドライトイレ(簡易なコンポストトイレ)まで備わっているのです。自然を考慮しならが美と創造性が完璧にミックスした家と言えるでしょう。

5. 木– 毎年自然災害によって何百万人もの人々が家を失っているという事実を心において、アイビーム・デザイン社のデザイナー、アジン・バリーとスーザン・ワインズは、パレットハウスという形で、人々にすぐに安心を提供するための避難所を建てました。この木製の家は、安い材料を集めてつくられており、オーナーの希望によって覆いをしたり外したりできます。この仮の住居は、石や泥、石膏やコンクリートによって非常に簡単に永久的な住居となることができます。

地球に優しい資源

1. エコ資源の木– デザイナーのベノイト・フレイがデザインした、地元の木々でできたツリーハウスは、キャンプにぴったりです。地上から5メートルの高さの樹冠に建てられたこのツリーハウスは、快適な生活のために必要なアメニティを全て備えており、常に最大6人を収容することができます。家全体が自然資源をエネルギー源としています。

2.エコ資源のシリコンガラス繊維 – グラフト・ラブは、マレーシアのクアラルンプールに、環境に優しいガラス繊維からできたゼロ・エミッションの家をデザインしました。バード・アイランドと名づけられたこの家は、ゆったりと軽くて柔軟で、木のてっぺんのように風と共に揺れることもできます。建築には、竹枠など環境にやさしい材料が使われています。また、バード・アイランドは室内を涼しくするために太陽光を反射し、また水への要求に見合った排水リサイクルシステムも備えているので、水資源の節約もできます。

3. 木でできたエコ・ハウス– イギリスの建築家リード・ジャブ・ブラウンが考案した家Gyllehaugh Laheは、環境に配慮した材料と再生エネルギー資源を使用しながら、驚くべき外観とデザインをミックスした美しいドリーム・ハウスとなっています。住民が必要とする水には、雨水利用システムが使用されます。また、受動的と同時に能動的なソーラー技術が取り入れられています。

4. エコな竹– 時折自然は猛威を振るい、人々の住居を突然に奪います。そこでデザイナーのミン・タンは、仮の住居空間を建設するアイデアを考案しました。この建物は、事前に硬い幾何学形にされた地球に優しい竹からつくられています。竹やその他の再生可能材料から作られているこの建物は、非常に軽くて、簡単に組み立てたり元の形へ折りたたんだりすることができます。

無毒

環境に優しいものを広めようとする気持ちや試みは、エコな建物を建築するだけではなく、みなさんの家庭の内装に無毒の材料を使用するように切り替えることでも達成できます。

1. 粘土の塗料– バイオシールド社が、粘土から作られた塗料の発売を始めました。この塗料は、環境にやさしい方法で、自然な輝きを家庭の壁に添えます。色がより良く調節されているので、従来のペンキとは異なった仕上がりになります。

2. レーベン– 日本の科学者達が、100%自然材料でつくられた、環境に優しい塗料を開発しました。耐性のあるこのニスは、有害な揮発性有機化合物を一切出さずに、石膏のような手触りに仕上げることができます。

3. 塩化ポリビニール・フリーの壁装材– グリーン・アメリカ・デコールは、様々なカテゴリーのハイクオリティのエコ製品を売り出そうとしています。その中の一つに、無塩化ポリビニールの壁装材があります。

4. 配管– ゲリラ配管方法は、地球を守るため、派手にトイレの水の使用を減らす、ひいては水資源を守る方法の導入を試みています。

リサイクル可能

 

1. ホルムアルデヒド– 従来の硬材合板には、空気中に有害なガスを発する尿素ホルムアルデヒドが含まれています。環境に優しい無ホルムアルデヒドの合板を使用することで、そのような有害物質が空気中に広がったり、空気伝染病が蔓延するリスクを下げたりすることができます。そのためには、リサイクルされた画用紙に壁紙用のりを浸し、好きな色と組み合わせれば、壁紙で驚くような「エコ」結果が得られます。

2. 敷石の再利用– リサイクルされたタイヤとポリ容器でできた地球に優しいコンポジット舗装は、エコな道を歩むのに素晴らしいアイデアです。ヴァスト社のモジュールのコンポジット舗装は、95%リサイクルされた材料からつくられており、コンクリート舗装に比べ約3分の1の重さしかありません。

3. スペシャルな透水性舗装– 環境保護者たちが、スペシャルなおまけのついたコンクリート透水性舗装をつくる画期的なアイデアを考案しました。この舗装は、流出した雨水を集めて浄化し、地下の大きなタンクの中に貯蔵することで、灌漑や掃除、トイレなどに雨水を再利用することができます。

4. プレキシガラス– コペンハーゲンにあるデンマーク王立博物館の広場は、芸術家のトム・フルーインによってデザインされつくられています。彼は、自身がデザインした建物の建築に再利用プレキシガラスを使用している画家です。プレキシガラスを製造するプロセスはガラスのそれよりもエコですし、原料としてもよいものなのです。

 

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